JRが特急「とちぎ1号」臨時運行へ 185系使用、観光パックも

特急「とちぎ1号」として走る185系車両(JR東日本提供)

 JR東日本は栃木県のイチゴにちなみ、定期運行から引退した「185系」の車両を使う臨時列車、特急「とちぎ1号」を3月25日、大宮-宇都宮駅間で運行する。2月25日から切符を販売するほか、とちぎ1号への乗車と宇都宮市内の観光スポット巡りがセットになった団体ツアー商品も同9日から取り扱う。

 とちぎ1号は、午前9時半に大宮駅を出発し同10時45分に宇都宮駅に到着する。185系6両で、団体ツアー用を除き308席。専用のヘッドマークを付けて運転し、乗客には記念証が贈られる。

 一部車両を貸し切る団体ツアーは、宇都宮駅到着後、道の駅うつのみやろまんちっく村でイチゴ狩りなどを体験し、大谷資料館と「若竹の杜(もり) 若山農場」も巡る。

 185系は、特急「踊り子」「湘南ライナー」などとして使用され、2021年3月のダイヤ改正で定期運行から引退した。

 とちぎ1号の運転は「冬のとちぎ観光キャンペーン」のフィナーレと鉄道開業150年に合わせた企画。特急券1480円、乗車券は現金の場合1340円。25日午前10時から「みどりの窓口」などで取り扱う。切符のみに関する問い合わせはJR東日本お問い合わせセンター050.2016.1600まで。

 団体ツアーは大人1万6千円、小学生1万4千円。「駅たびコンシェルジュ大宮」などで申し込める。

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