今シーズン3回目の「大雪に対する国土交通省緊急発表」 東京都心を含む関東の平地でも広く積雪可能性

国土交通省は2月9日午後、本省として今シーズン3回目となる「大雪に対する緊急発表」を出しました。

関東甲信地方などでは10日朝から広い範囲で雪が降り、山地や山沿いを中心に大雪となって、東京都心を含む平地でも広く積雪となる見込みです。午後には沿岸部を中心に雨に変わる予想ですが、雨に変わる時間が遅くなった場合等は、平地を含め、広い範囲で警報級の大雪となる可能性があります。雨に変わった後も、11日朝にかけて気温の低い状態が続きますので、路面凍結に十分注意してください。
2022年1月6日の関東地方などでの大雪の際には、首都高速道路で最大13路線、約100kmで通行止めとなり、全面通行再開までに丸1日を要したほか、C2中央環状線などで多数の冬用タイヤ未装着車の立ち往生も発生したことから、十分な警戒が必要として、大雪の場合は、テレワークの活用などを含め不要不急の外出を控えるよう呼びかけています。

やむを得ず自動車を運転する場合には、冬タイヤの装着、チェーンの携行及び早めの装着の徹底、スコップや砂等の冬用装備の携行を心がけるとともに、降雪状況により、集中除雪による通行止めやチェーン規制を実施する場合があることから、広域迂回の実施や、通行ルートの見直しなどへの協力も呼びかけています。
また、公共交通機関においても、大規模かつ長時間にわたる遅延や運休が発生するおそれがあることから、最新の気象情報や交通情報等に留意し、やむを得ず外出が必要な場合には、十分な時間的余裕を持って行動するよう呼びかけています。