熱海土石流災害で行方不明の女性の骨が見つかる 熱海港の土砂ふるい作業中に=静岡県警

2021年7月に静岡県熱海市で発生した土石流災害で、行方不明となっていた太田和子さんの骨が発見されていたことがわかりました。

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行方不明者の骨が見つかった熱海港の土砂仮置き場=2022年11月撮影、静岡・熱海市

警察などによりますと、骨は2023年1月18日午後、熱海港の通称ナナハン岸壁にある土砂仮置き場で、捜索中の警察官が発見しました。みつかった骨は長さ15cmほどで、警察の科学捜査研究所が親族から提供を受けたDNA型と照合したところ、太田和子さんの骨であることが確認されました。形状などから左前腕部の骨とみられています。

太田さんは被災当時、熱海市伊豆山の自宅にいたところ、土石流に巻き込まれたとみられ、土砂の運搬状況などから、骨は逢初橋付近から運ばれた土砂に紛れていた可能性があるということです。

熱海土石流災害をめぐっては、これまでに27人の死亡が確認されていて、警察ではのべ2万4,000人を動員して、捜索活動を続けてきました。

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