大和市長が5選不出馬表明 パワハラ問題の影響は否定

2023年度予算案の発表会見で5選不出馬を表明した大木市長=大和市役所

 神奈川県大和市の大木哲市長(74)は9日、任期満了に伴う大和市長選(4月16日告示、23日投開票)に立候補しない意向を明らかにした。理由として4期16年間、取り組んできた健康都市の実現に向け「基盤ができた」などの成果が出たことを挙げた。
 
 任期途中で辞職した前副市長の金子勝氏(65)が大木市長による職員へのパワーハラスメントを告発したことを巡り、市議会が可決した辞職勧告決議の影響については否定した。

 大木市長は「『健康都市やまと』を目指して土日返上でまい進してきた。施策は全国的にも注目されるようになった。既に出馬表明した新人2人がいずれも健康都市の継承を掲げており、バトンタッチしたい」と述べた。ただ、後継者指名はしないという。

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