漫画家の東元さんが死去 「なでしこナイン」「かよちゃんの駄菓子屋」

漫画家の東元(あずま・げん)さんが昨年12月に病気のため死去していたことが分かった。芳文社の週刊漫画TIMES編集部が9日、同誌の公式ツイッターで公表した。

同誌では大阪あべの橋の駄菓子屋を舞台にした「かよちゃんの駄菓子屋」が不定期連載されていた。

東さんは1961年生まれ、大阪府出身。1985年に月刊漫画ガロにて「夢奏華」でデビューした。レトロでモダンな日本の文化・風俗をテーマにし、小説の装画や挿絵なども描いた。戦後女子プロ野球をテーマにした「なでしこナイン」、1970年代の大阪の駄菓子屋を舞台にした「ほな、また明日! 昭和駄菓子屋日和」、江戸川乱歩原作をコミック化した「江戸川乱歩怪奇短編集 赤い部屋」(作画)などの作品を残した。

(よろず~ニュース編集部)

© 株式会社神戸新聞社