岡山県は9日、県内市町村が2022年に制作した広報紙の出来栄えを競う県広報コンクールの入賞作品を発表した。最高賞の特選は「広報紙・市」部門で高梁市が26年ぶり2回目、「同・町村」部門で西粟倉村が前年に続き2回目の受賞となった。
高梁市は10月号で、「地域医療~高梁の現在地」を12ページにわたって特集。奮闘する若手看護師のインタビューやグラフを用いて市の医療計画を紹介し、親しみやすさや分かりやすさが評価された。
西粟倉村は雑誌のようにデザイン性が高いとされた5月号。表紙には木漏れ日が差す森林の写真を全面に載せ、中身は2色刷りながら文字のフォントやレイアウトを工夫して読みやすくしている。
他の特選は「一枚写真」部門で広大な茶畑に立つ少女を鮮やかに捉えた美作市の6月号。「組み写真」部門は特殊メガネのレンズに旧吹屋小の写真を重ねて映像体験をPRした高梁市の4月号が受賞。「映像」部門は「歩いて楽しいまちづくり」を目指す取り組みを紹介した岡山市が選ばれた。
各部門に計55点の応募があり、報道関係者やデザイナーらが審査した。
特選以外の入賞は次の通り。
【広報紙・市】入選 津山、真庭市▽佳作 美作市【同・町村】入選 勝央町▽佳作 和気町【一枚写真】入選 美作市、勝央町▽佳作 津山市【組み写真】入選 勝央町【映像】入選 津山市▽佳作 美作市