「真摯に受け止め、すべて改善していく」改善報告受けた現保育園長 3月9日までに再発防止策まとめる意向=静岡・保育園児虐待事件

静岡県裾野市の「さくら保育園」の1歳児クラスで行われていた許せない虐待行為。園は「全てを改善する」と再発防止を誓いました。

<桜愛会理事長兼さくら保育園 酒井和夫園長>

Q.改善には真摯に従う?

「もちろん真摯に受け止め、すべて、改善していく方針です」

改善勧告を受けて、記者団にこう語った現在のさくら保育園の園長。静岡県と裾野市は、改善状況の報告期限を1か月後の3月9日までとしていて、園側は、期限までに再発防止策をまとめる意向を示しました。

<桜愛会理事長兼さくら保育園 酒井和夫園長>

Q.いまの園の雰囲気は?

「私も園長に就任してまだ1か月ちょっとという現状だが、本当に明るい雰囲気で(通常に)戻りつつある。職員も本当に頑張っている」

一方、裾野市は社会福祉法に基づき、「文書指摘」を出し、主任と主任補助が不適切保育について相談を受けたにもかかわらず、園長に報告するなどの具体的な対応を取っていなかったことなどを問題視して改善を求めました。

前園長が虐待行為を口外しないよう、全ての職員に誓約書を書かせたという指摘について、裾野市は「職員への聞き取りでは隠ぺいの意図は確認できなかった」としています。

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