原題とどう違う!?日本映画の「英語タイトル」5選

毎週金曜日更新!通訳者・翻訳者をネットワークするテンナイン・コミュニケーション「朝時間.jp」のコラボ連載「通訳者さんに教わる♪朝のカンタン英語レッスン」。今話題のニュースに関する英語表現、英語や海外に関するトピックをご紹介します♪

原題との違いは?日本映画の「英語タイトル」5選

海外でも人気のある日本映画。英語で公開されるときにつけられるタイトルの中には、日本語の原題から想像しにくいものがいろいろあります。

今日は、人気日本映画の英語版タイトルをピックアップしてご紹介しますね。

鬼滅の刃=Demon Slayer

直訳すると「鬼の殺人者」と言ったところでしょうか。

Dragon Slayer という言葉がドラゴン退治をする英雄を表現するときに使われるので、このタイトルは鬼退治をする主人公たちを表現したものだと考えられます。

千と千尋の神隠し=Spirited Away

「千と千尋」の部分がカットされて、人や物が神秘的・魔法のようにどこかへ消えることを意味する Spirited Away という言葉がタイトルになっています。

耳をすませば=Whisper from the Heart

「心のささやき」を意味するこちらのタイトル。

原題と英題を組み合わせてが「耳をすませば心のささやきが聞こえてくるよ」というメッセージを伝えたかったのではないかと推測します。

原題のほうが婉曲な表現で、英題はストレートな感じがしますね。

万引き家族=Shoplifters

Shoplifting が万引きのことなので「万引きをする人たち」という意味になります。家族という単語が入らないシンプルな英題になっています。

カメラを止めるな=One Cut of the Dead

直訳すると「ワンカットで撮影された死者」でしょうか。この場合の死者はゾンビを指しています。

ゾンビ映画には Army of the dead や Dawn of the Dead など、○○ of the Dead というタイトルがついているものが多くあります。

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英語での会話で映画の話題になったとき、パッと英題が出てくると話が盛り上がりやすくなりそうですね。

お好きな映画の英題(英語版タイトル)もぜひ調べてみてください!

(記事協力:テンナイン・コミュニケーション

☆この連載は<金曜日>に更新します。次回もどうぞお楽しみに…!

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