孤独・孤立の悩み、相談から支援を一元化 政府が「マイナポータル」活用

TOKYO MX(地上波9ch)朝の報道・情報生番組「堀潤モーニングFLAG」(毎週月~金曜7:00~)。2月6日(月)放送の「FLAG NEWS」のコーナーでは、政府が新たに導入する孤独・孤立の相談に対応する仕組みについて取り上げました。

◆政府が孤独・孤立に悩む人への支援を簡略化

孤独や孤立に悩む人を支援するため、政府はインターネットで相談から支援策の申請までを一元的に対応する仕組みを導入します。既存の相談サイトでは、悩みに応じて支援団体が表示されるにとどまり、実際に支援を受けるには、相談者自ら自治体のサイトを調べるなどして手続きをする必要があります。

そうしたハードルを解消すべく、マイナンバーカードの取得者が行政手続きできるサイト「マイナポータル」を活用するということです。

政府が初めて行った孤独や孤立に関する実態調査では、回答した約1万2,000人のうち約4割が「孤独感がある」と回答しています。

◆現場で孤独対策に取り組んでいるZ世代の反応は?

NPO法人「あなたのいばしょ」理事長の大空幸星さんによると、以前はチャットボットで質問に答えることで相談者は自動的に支援制度を紹介されるという仕組みがありました。、大空さんも関わり作ったそうですが、紹介されたところに自分でつないで手続きするため手間がかかるとのこと。今回はそれがいよいよ一元化。

利便性が高まるわけですが、「これは検討委員会を開かずに政府が勝手にやった」と大空さんは指摘。「有識者会議で議論すべき」として、当事者に近い人たちの声を聞いてほしいと訴えます。

コラムニストの河崎環さんは、「孤立感に苛まれている人が、そもそも相談すること自体が非常に難しいことではないか」というTwitterの意見を紹介。

キャスターの堀潤は、孤立感を抱く人へのリーチの幅を広げるために、さまざまなサービスを提供する必要性を説いていました。

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<番組概要>
番組名:堀潤モーニングFLAG
放送日時:毎週月~金曜 7:00~8:00 「エムキャス」でも同時配信
キャスター:堀潤(ジャーナリスト)、田中陽南(TOKYO MX)
番組Webサイト:https://s.mxtv.jp/variety/morning_flag/
番組Twitter:@morning_flag

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