動植物園の日常をのぞき見!のんほいの窓【2023年2月号】フワフワ&モフモフなウサギがかわいすぎる!のんほいパークで21羽のウサギを飼育中

飼育員の解説を聞きながら間近で動物を観察できる、平日のみ開催の「なかよし広場ドキドキコンタクト」

愛知県豊橋市にある「豊橋総合動植物公園(のんほいパーク)」。パーク内で暮らす動物たちやのびのびと育つ植物たちの日常や季節のイベントなど、パーク内の様子を「のんほいの窓」から定期発信します!

今回は、2023年の干支でもある「ウサギ」特集。園内で飼育されているウサギのことや、ふれあう時の観察ポイントなどをご紹介します♪「ウサギには肉球がないって本当?」「長い耳の役割とは?」といった疑問点から、ウサギの生態を学んでみましょう。

ウサギについて学んだら、実際にのんほいパークへ足を運んで間近でウサギを観察してみませんか?ふれあうことで、新しい発見があるかもしれませんよ。

飼育員の解説を聞きながら間近で動物を観察できる、平日のみ開催の「なかよし広場ドキドキコンタクト」

のんほいパークではどんなウサギが飼育されているの?

現在、園内では21羽のウサギを飼育中。動物が暮らしやすい環境が整ったのんほいパークには、平均寿命といわれる10才を超えたご長寿ウサギが、なんと4羽もいます!

ウサギの生態をフカボリ!

いつもじっとしており、鳴き声を発することもないため、おとなしい印象を持たれがちなウサギ。実は、天敵から身を守るために体の構造が高性能だということをご存じでしたか?

ウサギは繁殖力が高い動物で、1度に6~7羽の子を産みます。産まれてくる赤ちゃんは、すべて同じ毛色というわけではなく、先祖の遺伝子の影響で予想外な色の子が産まれることも。しかし毛色は違っていても、しっぽの裏は白いことが多いです。これは、ウサギが天敵からしっぽを立てて逃げるという習性が大きく関わっており、敵の意識をしっぽに引きつけたり、仲間に危険を知らせたりするためだそうですよ。

またウサギは鳴き声を出さないため、足を踏み鳴らしたり鼻を鳴らしたりすることでコミュニケーションを取っています。ウサギの象徴ともいえる大きくて長い耳は、優れた聴覚があり、左右に動かすことができます。その耳によって、360度どこから危険が来るのかを瞬時に判断することができるんです。

かわいらしい見た目だけでなく、素早く危険を察知して仲間に知らせることもできる能力を持っているんですね。ウサギならではのいろいろな生態を、ぜひのんほいパークの飼育員さんに聞いてみてくださいね!

ここに注目!ウサギの観察ポイント

肉球がないウサギの足の裏は、たくさんの毛で覆われている

ウサギは、足を踏み鳴らすことでコミュニケーションを取っているため、足音を消したり衝撃を吸収したりする役割の肉球がないことが特徴です。

大きくて長い耳も、もちろん注目ポイント!周りの音を聞き取りながら、聞いたことがない音がすると耳を立てる姿を見ることもできます。 また、ウサギは警戒心が強く、抱っこをされるのが少々苦手な動物。少しの衝撃でけがをしてしまうこともあるため、ウサギの様子を伺いながらやさしくふれあうことがとっても大切です♪

3月のイースターの時期にも足を運ぼう!

身近な動物でも、その生態を学ぶ機会は少ないですよね。のんほいパークを訪れたら、動物たちとのふれあいや観察を楽しむと同時に、動物の生態について学ぶ良い機会になるはずです。

春が近づき暖かくなると、ウサギにとっても過ごしやすい季節がやってきます。春のイースターの時期には、カラフルなイースターエッグのオブジェに入るウサギを見ることができるので、ぜひ見に来てくださいね!

豊橋総合動植物公園(のんほいパーク)公式HPはこちらhttps://www.nonhoi.jp/

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