WBC各国ロースター発表 5大会連続はカブレラとペレスの2人だけ

日本時間2月10日、MLBネットワークの番組内でワールド・ベースボール・クラシック(WBC)の各国最終ロースターが発表された。アメリカ代表の主将を務めるマイク・トラウトを筆頭に、オールスター・ゲーム選出経験のある選手が67人、MVP受賞経験のある選手が8人、昨季のナ・リーグMVP投票トップ18から16人、昨季のア・リーグMVP投票トップ10から6人が選出されるなど、大会史上最高クラスの豪華なメンバーが揃った。なお、5大会連続出場はベネズエラ代表のミゲル・カブレラ、メキシコ代表のオリバー・ペレスの2人だけとなる。

連覇を狙うアメリカ代表は、主将のトラウトを筆頭に、ムーキー・ベッツ、ポール・ゴールドシュミット、クレイトン・カーショウとMVP受賞経験者が4人。ロースター30人の7割にあたる21人がオールスター・ゲーム選出経験のある選手という非常に豪華なメンバーとなった。

対抗馬とみられる2013年大会王者のドミニカ共和国代表は、先発投手陣に辞退者が続出したものの、それでも昨季ナ・リーグのサイ・ヤング賞を受賞したサンディ・アルカンタラ、昨季のア・リーグ新人王フリオ・ロドリゲス、パドレスの強打者コンビであるマニー・マチャドとフアン・ソト、2021年に大谷翔平とア・リーグMVPを争ったブラディミール・ゲレーロJr.など、こちらも豪華なメンバーがズラリ。ブルペンに好投手を揃えているのも特長だ。

戦力的に3番手とみられている日本代表は、大谷、ダルビッシュ有、鈴木誠也、吉田正尚、ラーズ・ヌートバーと5人のメジャーリーガーを揃えた。昨季の両リーグMVPである村上宗隆と山本由伸、「完全試合男」の佐々木朗希など、NPBのスター選手も勢揃いしており、史上最強との呼び声も高い。

メジャーリーグ公式サイトによると、30球団の40人ロースターに登録されている選手から186人が今大会に出場予定。マイナー契約なども含めると、332人の選手がメジャー球団との契約下にあるという。イタリア代表のサル・フレリック、パナマ代表のイバン・ヘレーラ、カナダ代表のボー・ネイラー、イギリス代表のハリー・フォード、イスラエル代表のザック・ゲロフなど、各球団のプロスペクトもロースター入りしており、彼らの活躍にも注目が集まりそうだ。

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