2年連続で全員合格 施工管理検定 宇都宮工業高環境土木科

1次試験に合格した環境土木科の3年生

 【宇都宮】宇都宮工業高環境土木科3年生の全39人がこのほど、土木工事の監督職などに必要な国家試験「2級土木施工管理技術検定」の1次検定に合格した。全員の合格は2年連続の快挙となった。

 同検定は筆記試験の1次検定に合格すると国家資格「施工管理技士補」が与えられる。その後、3年以上の実務経験を積むと「施工管理技士」の資格が得られる2次検定を受験できる。

 就職などで生かせる資格のため、昨年度の3年生に続き、本年度の同科3年生の39人全員が昨年10月の筆記試験に臨んだ。生徒たちは「全員合格」を掲げて勉強し、苦手な問題を解き合ったり、励まし合ったりして本番に備えた。

 先月13日に発表があり、全員の合格を知った生徒の一人、丸山悠希(まるやまゆうき)さん(18)は「プレッシャーも多少あったけど、一人一人が頑張った。3年後の2次検定に合格し現場監督になりたい」と喜んだ。

 同科長の倉持正行(くらもちまさゆき)教諭(48)は「クラスの団結力での合格。卒業後にこの資格を生かしてほしい」と話していた。

 

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