熱海土石流の最後の不明者、太田和子さん 災害死と熱海市が認定 土石流の死者、関連死含め28人に=静岡

2021年7月に静岡県熱海市で発生した土石流災害に巻き込まれ、行方不明となっていた太田和子さんについて、熱海市は2023年2月10日、災害死と認定しました。

静岡県熱海市の土石流災害で行方不明となっていた太田和子さん(発生当時80歳)を捜索していた警察は2023年1月18日、熱海港の土砂仮置き場で骨の一部を発見しました。見つかった骨は長さ15センチほどで、警察の科学捜査研究所が親族から提供を受けたDNA型と照合したところ、太田さんの前腕部の骨と確認されました。

熱海市は医療機関からの報告などを踏まえ、2月10日午前、太田和子さんを土石流災害による災害死と認定しました。これにより熱海土石流災害で亡くなった方は、災害関連死を含め28人となりました。

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