プラスチック再生加工品メーカーのリプロ(岡山市南区中畦)が、世界で最もプラスチック製の境界杭(くい)を販売したメーカーとしてギネス世界記録に認定され、10日に同社で認定証の贈呈式が行われた。
境界杭は土地の戸籍となる地籍調査や土木工事などに使われ、同社は廃プラをリサイクルして年間約500万本を生産している。2021年の販売実績を世界各国の同業者と比較し、トップと認められた。
式では岡田謙吾社長が「規模は小さくても世界一の企業を目指そうと取り組んできた。環境に配慮したリサイクル製品である杭について、多くの人に関心を持ってもらいたい」とあいさつ。父で創業者の巧会長とともに公式認定員から認定証を受け取った。
同社は、1971年の設立時から再生プラ製の杭を生産。土砂災害を検知するセンサー内蔵の杭や、東日本大震災の被災地に設置して復興の歩みを記録する情報杭なども開発している。