OTG Motor Sportsが2023年体制を発表。野澤勇翔が5代目FIA-F4チャレンジドライバーに決定

 2月10日、大阪市住之江区のインテックス大阪にて開催されている『大阪オートメッセ2023』にて、スーパーGT GT300クラスに参戦するLM corsaとチーム母体のOTG Motor Sportsが2023年のモータースポーツ参戦体制を発表した。既報のとおり、スーパーGTではLM corsaとして吉本大樹/河野駿佑のコンビでGT300クラスに参戦する。そのほか、OTG Motor Sportsはさまざまなレースカテゴリーに参戦する。

 大阪トヨペットを母体とするOTG Motor Sportsは、スーパーGTをはじめとしたさまざまなモータースポーツカテゴリーに参戦。2023年シーズンは、GR 86/BRZ Cup、FIA-F4、ポルシェカレラカップ・ジャパン、そしてファナテック・GTワールドチャレンジ・アジアにも挑戦する予定だ。

 GR 86/BRZ Cupでは、長年チームを引っ張る大ベテランの服部尚貴(70号車)を筆頭に、2021年のチャンピオン菅波冬悟(10号車)、小河諒(60号車)、伊東黎明(80号車)がプロフェッショナルシリーズ、そして元プロ野球選手の山﨑武司(777号車)がクラブマンシリーズに参戦する。

 また、2021年〜2022年は全日本カート選手権のFS-125やOKクラスに参戦した野澤勇翔がFIA-F4の5代目のチャレンジドライバーに抜擢され、OTG Motor SportsからFIA-F4に参戦する。また、ポルシェカレラカップでは2022年シーズンのシリーズチャンピオンを獲得した小河諒(60号車)がLM corsaから継続参戦し、シリーズ2連覇という目標に挑む。

 さらに、2023年もGTワールドチャレンジ・アジアに参戦することが明らかにされ、60号車のドライバーのひとりとして今年も脇阪薫一が起用された。2022年シーズンはフェラーリ488 GT3を投入したLM corsaだったが、壇上で脇阪が「今年は車両面で体制が変わると思う」と語ったことからも、昨年とは異なる車両での参戦となるかもしれない。

 2023年シーズンもさまざまなレースカテゴリーに挑戦するLM corsa、OTG Motor Sports。今年はどのようなレースを見せてくれるだろうか。

大阪オートメッセ2023に展示された伊東黎明の80号車GR86
5代目FIA-F4チャレンジドライバーに決まった野澤勇翔

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