沖縄県、コロナ対処方針を28日まで延長 新たに194人感染、4人死亡(2月11日朝まとめ)

 沖縄県は10日、県内で新たに194人が新型コロナウイルスに感染したほか、50代~90歳以上の男女4人が感染後に死亡したと発表した。また9日に対策本部会議を開き、感染対策やワクチン接種などを呼びかける対処方針を28日まで延長することを決定したとした。
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 対処方針の延長理由は、新規感染者が減少しているものの、インフルエンザ感染者が増加し医療機関に負荷がかかっていることが大きい。現在の対処方針の期限は12日までになっていた。
 県病院事業局は同日、クラスター(感染者集団)が発生していた県立中部病院で当初9人(入院患者6人、職員3人)だった感染者が、9日までに計22人(入院患者15人、職員7人)に増えたと公表した。
 新規感染者数は前週の同じ曜日と比較して122人(38.6%)減少した。年代別でみると10歳未満と50代が33人、40代が21人、30代が20人となっている。入院患者は153人で、病床使用率は24.1%。圏域別病床使用率は本島が28.2%、宮古3.0%、八重山6.5%だった。非コロナの一般病床使用率は94.3%となっている。
(金良孝矢)
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