かながわ駅伝 12日、3年ぶりに開催 横浜市が実業団や大学の選手中心に連覇狙う

前回大会は横浜市が優勝を飾った=2020年2月9日、県立相模湖公園

 第77回市町村対抗かながわ駅伝競走大会は12日、丹沢湖周回コース(42.236キロ)に変更して行われる。新型コロナウイルス禍の中止から3年ぶりの開催。実業団や大学のトップランナーや中高生の有望株が地元の誇りを胸にたすぎをつなぐ。午前10時スタート。

 2020年の前回王者・横浜市は主将館沢(DeNA)や、昨秋の全日本実業団女子駅伝7位入賞のパナソニック・内藤、箱根駅伝2区を走った丹所(東京国際大)らの実業団・大学の選手を中心に2連覇を狙う。

 王者を追うのは、川崎と横須賀の両市だ。

 前回50秒差で2位の川崎は、中高生が充実している。橘高のダブルエース・伊藤と古川は昨年12月の全国高校男子駅伝16位の実績を持つ。全国中学男子駅伝1区3位と快走した貝原(塚越中)も頼もしい。

 一方、横須賀は大学選手が中心の陣容。箱根駅伝2区8位の内田(法大)をはじめ、山下りの6区4位の浜野(創価大)と、同区間7位の粟江(専大)の走りが5年ぶり優勝への鍵となる。

 区間賞争いも注目だ。男子の大学・実業団は、箱根駅伝7区9位の南足柄市・石部(山梨学院大)や、5日の県実業団駅伝14連覇のプレス工業勢を擁する藤沢市が有力。

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