マイケル・ジャクソン 全カタログの半分を1000億円超で売却へ ソニーMとの歴史的な契約が間近か

故マイケル・ジャクソンさんの遺産管理団体が、マイケルの全カタログの半分を8億ドルから9億ドル(約1048億円から約1180億円)で売却する契約を近々交わす可能性が大きくなってきた。複数の関係者がバラエティに語ったところによると、ソロキャリアを通しマイケルが所属していたレーベルであるソニー・ミュージックとの、この歴史的な契約が締結間近にあるそうだ。

この契約には、音楽出版権や音楽からの収入ばかりでなく、ブロードウェイミュージカル『MJ:ザ・ミュージカル』や現在製作中の伝記映画『マイケル』なども含まれているという。

ソニーは以前、ブルース・スプリングスティーンの全カタログを推定6億ドル(約786億円)で買収した際も、エルドリッジ・インダストリーズとの共同買収であったことから、今回も経済面でのパートナーを迎える可能性がある。また、ある関係者によると、プライマリー・ウェイブ・ミュージックがすでにマイケルの音楽出版権の一部を獲得しているという。

ソニー・コーポレーションは、2016年には、マイケルが所有していたソニー・ATVにおける音楽出版権の50%に対し、7億5000万ドル(約980億円)を遺産管理団体に支払っていた。また同社は2018年には、遺産管理団体が所有していたEMIミュージック・パブリッシングの25.1%の権利を2億8750万ドル(約376億円)で買収したと報じられていた。

(BANG Media International/よろず~ニュース)

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