覚醒期待のスーパースター候補は誰！？2023プロ野球ブレイク候補を青田買い！
鳴り物入りでプロ入りした選手もいれば、彗星のごとく現れたニューヒーロー型や育成からの成り上がり型まで、今年は投打12人のブレイク候補をご紹介。意図したわけではありませんが今回はスケール感たっぷりの選手が揃いました。
波瀾万丈のプロスタートも、今や期待しかない大型右腕
堀田賢慎(読売ジャイアンツ) ■ブレイク確率：70%
堀田賢慎はのっけから故障に泣かされたプロ生活のはじまりだった。堀田賢慎が右肘に違和感を覚えたのはドラフトから数カ月後の2020年1月。この時は軽度の炎症と診断されるも状態は回復せず、ルーキー最初のシーズンがはじまった直後の４月３日に堀田賢慎はトミー・ジョン手術を施行。そしてドラフトからわずか１年後の11月３日には育成選手契約となってしまう。
堀田賢慎の実戦復帰は翌2021年８月、慶應大との交流戦でいきなり自己最速の１５２キロ、復帰３戦目には自己最速を更新する１５５キロを計測。その後も順調に復活階段を昇った堀田賢慎は2022年春キャンプで支配下登録され、開幕６戦目の３月31日ヤクルト戦ではプロ初登板、初先発で初勝利。
とはいえ「開幕１軍に入ろうとアピールのためにオープン戦がピークになってしまった」（ＯＢの宮本和知氏）ことにくわえ、１年間戦うスタミナも堀田賢慎は整えられておらず、２勝にとどまったが2022年はブレイク前の序章のようなもの。堀田賢慎の大型で均整のとれた身体から放られる惚れ惚れするような直球＋チェンジアップを軸に、緩急をつけられる球種をものにすれば、誰も手がつけられなくなるだろう。
出典：『がっつり! プロ野球(33)』
