「熱烈歓迎」石垣に3年ぶり国際線、台湾チャーター便 野球チームら135人が到着 新ターミナルも運用

 台湾・石垣間で10日、チャーター便が就航し、新型コロナウイルス禍で2020年2月以降運休していた南ぬ島石垣空港の国際線が約3年ぶりに再開した。昨年3月に完成し、旧施設から3.5倍に拡大された新国際線旅客ターミナルビルも完成後初めて運用された。到着便で台湾プロ野球の楽天モンキーズが来島、出発便で中山義隆市長を団長とする蘇澳鎮(すおうちん)訪問団が台湾に向かった。13日に再度、同区間で1往復の運行がある。

 チャーター機は、チャイナエアライン傘下の格安航空会社「タイガーエア台湾」が運航した。台湾から球団関係者ら70人と一般ツアー客65人が訪れた。

 市からは訪問団31人、ツアー客53人、八重山商工高校の生徒・教諭6人が搭乗した。訪問団は、蘇澳鎮内で11日から3日間開催される姉妹都市締結28周年記念物産交流会で観光物産展と商談会を行い、13日にタイガーエアを訪問する。

 就航セレモニーが国際線ターミナルビルで行われ、球団の浦葦青(プー・ウェイチン)代表らに花束が贈呈された。

 浦球団代表は「久しぶりに来ることができ、交流戦が再開されることをうれしく思う。皆さんの力添えと親切さに感謝しながら良い試合になるよう頑張りたい」とあいさつした。

 (八重山毎日新聞提供)

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