青山テルマ&宮川大輔 超高級“奇跡の三陸翡翠あわび”に感動「生きてて良かった!」

11日放送の『満天☆青空レストラン』に歌手の青山テルマが出演。宮川大輔と共に岩手県大船渡市を訪問し、“海の宝石”とも呼ばれる『三陸翡翠(さんりくひすい)あわび』の養殖場を見学し、和・洋・中さまざまなアワビ料理を味わい尽くした。

2人はまず、アワビ養殖の名人である古川さん親子が手がける養殖場へ。1万平米の敷地で約300万匹ものアワビを養殖しており、海水がろ過された地下浸透海水で産卵・ふ化から一貫飼育することで健康・肉厚・濃厚なアワビを出荷しているという。養殖を始めたきっかけは、古川さんの祖父が漁獲量の減り続けるアワビを安定的にとれるように画期的な養殖システムを開発したことだったそう。

アワビの養殖場を訪問した宮川大輔

アワビの赤ちゃんを採取する部屋では、雌アワビの貴重な産卵映像を見学。宮川が「墨、吐いた!」と驚くほどアワビの卵は真っ黒で、青山も「卵~!?」と目を丸くした。さらに、ふ化後4か月の赤ちゃんアワビを見学すると、全長わずか5mmの可愛い姿に2人も「すごい!」「ちっちゃ!」と感心しきり。

そんな三陸翡翠あわびが美しい“緑色の殻”を持つ秘密はエサの色素。この養殖場では、「コーンフレークみたい!」と青山も驚く独自の餌を与えることで綺麗な翡翠色を実現。「人も食べることができる」とのことで宮川がエサを試食してみると「うまい!味の濃い昆布ですね」と驚き。昆布の旨味やアミノ酸、魚粉や植物粉末を混ぜることで美しくおいしいアワビを育てているという。

熱を通すとさらに柔らかくなる三陸翡翠あわび

三陸翡翠あわびは、天然物より身が柔らかく「熱を通すともっと柔らかくなる」ということで、まずは炭火焼きで頂くことに。早速、名人にさばいてもらうと美しい“身”と“肝”が。2人は我慢できずに刺身を口にすると「柔らかいけどシャッコシャコ」「味が濃い!甘みも旨みもすごい!幸せ!」と絶賛。

続いて、炭火で焼いた三陸翡翠あわびに“肝醤油”をかけて試食。宮川は「甘み、身の柔らかさ、昆布の香り、美味しい!」と感嘆。青山も「めっっっっっちゃ美味しい!本当に生きてて良かった」と感動。

三陸翡翠あわびの炭火焼

2人も大絶賛の三陸翡翠あわびだが、実は東日本大震災で全滅の危機に陥っていたという。津波により全ての水槽が流されてしまったのだが、幸いにも配管の側溝にアワビが残っていたことから見事に復活を果たせたという話に、宮川は「奇跡のアワビ。みなさんに食べていただきたい」と語った。

三陸翡翠あわびの“姿煮”
三陸翡翠あわびの“いちご煮”

その後、フランス出身で来日18年のイザベルさんが作る絶品アワビ料理の数々を堪能した2人。『アワビの姿煮』は宮川も「高級中華料理店より美味しい!」と太鼓判。『いちご煮』は、ウニを野イチゴに見立てたことからその名がついたと言われる三陸の郷土料理で、青山は「心があったまる」と身も心も満たされた様子。

あわびの肝を使った魚醤“あわびの精”
三陸翡翠あわびの“クリームパスタ”

他にも、アワビの肝から作った魚醤『あわびの精』は、麹(こうじ)の発酵による濃厚な旨みが特徴で「すべてのバランスがいい!」「深い味がする!」と驚き。その『あわびの精』と三陸翡翠あわびで『クリームパスタ』を作ると、宮川は「魚醤もまろやかになって奥深い」と大興奮。青山はアワビ尽くしだった1日を振り返り「一生忘れない」と笑顔でロケを締めくくった。

写真提供:(C)NTV

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