本格的な受験シーズンを迎え、学問の神様で知られる菅原道真(すがわらのみちざね)を祭った栃木県芳賀町西水沼の天満宮に、合格を祈願する受験生や家族らが相次いで訪れている。
道真公や寺子屋などをデザインした4種類の絵馬が用意され、縦約2.5メートル、横約4メートルの絵馬掛け両面には絵馬が鈴なり。「志望校絶対合格!」や「国家試験に受かりますように」などと丁寧な文字でそれぞれの思いが書かれている。
11日は穏やかな陽気に包まれ、ほころんだ寒紅梅の下で願を掛ける人の姿が多く見られた。
高根沢町上高根沢、高根(たかね)ヒロ子さん(73)は「大学受験に挑む孫の代わりで来ました。合格してほしいですね」と願った。