デジタルアートイベント、恐竜塗り絵が大人気 福井県勝山市の道の駅で2月12日まで

タブレット端末で恐竜キャラクターの塗り絵を楽しむ子どもたち=2月11日、福井県勝山市の道の駅「恐竜渓谷かつやま」

 デジタルアートのイベント「デジタル恐竜動物園~恐竜とアートの冬まつり~」が2月11日、福井県勝山市の道の駅「恐竜渓谷かつやま」で始まった。家族連れが続々と訪れ、タブレット端末を使った体験などを楽しんでいた。12日まで。

 同市と福井市のアーティストら有志でつくる実行委員会が企画。地域の盛り上げにつなげようと、福井県に特化したクラウドファンディングサービス「ミラカナ」などを活用して実施した。

 さまざまな体験コーナーが設けられ、特にタブレット端末で恐竜キャラクターに塗り絵をするデジタルアート体験は、子どもたちに大人気。タッチペンで思い思いの色を選んで彩色し、オリジナルの作品を仕上げていた。小学3年の女の子は「きれいに書けて良かった」と話していた。

 スマホやタブレットをかざすと画面上に絵が表れたり、壁の恐竜イラストが浮かび上がったりする拡張現実(AR)などの技術体験も注目を集めた。

 一部コーナーは有料で500~千円。12日は午前10時~午後4時に開催する。

 【ミラカナ】福井県に特化したクラウドファンディング(CF)サービス。県内でさまざまなプロジェクトを始める人の資金調達を応援するプラットフォームとして2018年に福井新聞社、福井銀行、レディーフォーが連携して始まった。21年に福邦銀行、23年にマクアケが事業に参画した。累計支援額は1億6千万円、プロジェクトの達成率は93%(2022年12月末時点)。

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