きょう(日)は東京で16.8℃ 今年一番の暖かさも 週中ごろは真冬の寒さ

 きょう(日)は、広い範囲で晴れて、東京や名古屋、大阪など関東から西は最高気温が16℃を超えている所が多く、今年一番の暖かさとなっている。暖かく湿った空気が流れ込むため、今夜は九州南部で非常に激しい雨の降る所がありそうだ。あす(月)になると西日本や東日本は広く雨となり、この雨のあとは冬型の気圧配置が強まる見込み。一転して強い寒気が流れ込むため、北日本中心に大雪やふぶきに注意が必要となる。晴れ間の出る太平洋側も真冬の寒さとなり、寒暖差が大きくなりそうだ。

きょう(日)気温上昇 さくら咲く頃の陽気に

 きょう(日)は九州から東北南部にかけては高気圧に覆われて晴れている所が多くなっている。日差しと暖かな空気で気温はこの時季としては高く、午後2時までの最高気温は東京や名古屋で16.8℃、大阪で16.6℃など、今年一番の暖かさとなった所が多くなっている。

西から雨雲 九州南部は非常に激しい雨も

 ただ、北海道や東北北部は雪や雨となっていて、低気圧や前線が近づく西日本も天気は下り坂となる。今夜は九州南部に活発な雨雲がかかり、非常に激しい雨の降る所がある見込み。あす(月)にかけて土砂災害に警戒が必要だ。

あす(月)西~東日本広く雨 気温差に注意

 また、あすになると西日本から東日本にかけて広い範囲で雨となる見込み。雨で気温は朝からあまり上がらず、次第に冷たい北風も強まりそうだ。春の暖かさとなったきょう(日)に比べて、気温が大幅に低くなる所もあるため、服装選びに気をつけたい。

火~水曜 冬型強まる 北日本は荒天 晴れる所も真冬の寒さに

 この雨のあと、火曜日から水曜日ごろにかけては冬型の気圧配置が強まって、強い寒気が日本列島に流れ込む見通し。北陸や北日本の日本海側では雪や風が強まり、特に北日本は大雪やふぶきによる見通しの悪化にも注意が必要となる。
 火曜日以降は太平洋側を中心に晴れ間が出るが、真冬の寒さとなりそうだ。関東から西も木曜日ごろにかけては最高気温が8℃前後で、冷たい北風も加わって厳しい寒さとなる見込み。朝も氷が張るような冷え込みが予想される。

 ただ、週末になると再び気温が高くなり、各地で3月並みの暖かさとなる見通し。関東から西は15℃以上と、昼間は上着がなくても過ごせるくらいとなりそうだ。寒暖差が大きい一週間となるため、体調を崩さないように注意が必要だ。

(気象予報士・及川藍)

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