東京各地で雪 首都高や電車など交通に影響も 今後は道路凍結にも注意

東京都内は2月10日、各地で雪となりました。23区と多摩地域には大雪警報が発表され、首都高速道路では一部で入り口を封鎖、さらに電車でも運転見合わせが出るなど、都内各地で雪による影響が見られました。

午前8時過ぎ、渋谷駅では雪が降る中を歩く人の姿が多く見られました。街行く人の中には「めちゃくちゃ寒いです。どこかのタイミングで手袋を買おうかな」「中に重ね着しています。ヒートテックとかスパッツをはいている」などと話す人もいました。また、千代田区の二松学舎大学付属高校では雪を」警戒する中、およそ230人の受験生が会場に向かっていました。学校側は交通機関が止まった場合に備えて別の部屋を用意するなど対応したということです。

多摩地域ではさらに多くの雪が降っています。府中市の大国魂神社には大粒の雪が降り、境内は雪景色になりました。さらに、東大和市湖畔にある最大勾配37%の坂では、急勾配の坂に雪が積もったため、徐行して走る車やゆっくり歩いて坂を上る人の姿が見られました。

低気圧の影響で朝から関東甲信の広い範囲で雪が降り、午前には23区と多摩地域に大雪警報が出されました。午後には23区で警報が注意報に変わりましたが、雪によって予定を変更する人の姿もありました。銀座の街を行く人の中には「出張で東京に来たが、雪が降るから帰るのをやめた。1泊延ばした」(60代男性会社員)と話す人もいました。

首都圏の交通にも影響が出ました。首都高速道路では50カ所以上の入り口が一時封鎖され、一部区間で通行止めとなりました。現在は全て解除されています。また、鉄道では京王線のめじろ台-狭間駅間で倒木が確認されたため、北野-高尾山口駅間で一時運転見合わせとなったほか、雪の影響で多摩モノレールが全線で一時運転を見合わせるなど、移動の足にも影響が出ました。

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