NHK『チコちゃんに叱られる!』バイオリンの聴き比べが“あの番組”に似すぎて視聴者困惑「民放パクってる?」「まんま格付け」

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2月10日放送の『チコちゃんに叱られる!』(NHK総合)のある場面が、人気クイズバラエティ番組『芸能人格付けチェック』(テレビ朝日系)の模倣だとして視聴者から非難の声を集めている。

問題となっているのは、「(バイオリンの)ストラディヴァリウスはなんで高いの?」という問題。これに対するチコちゃんの答えは「300年経った今でも再現できないから」だった。

また、VTRの解説を務めたのはバイオリン職人の堀酉基氏。そもそもストラディヴァリウスとは、イタリアの天才楽器職人のアントニオ・ストラディヴァリが製作した楽器のことで、高いものだと10億以上するとのこと。一方、ストラディヴァリは生涯で1000以上の楽器を製作していて、そのうち現存しているのは500。製作から300年経ってもなお、その形を保ち続け、普通のバイオリンと音色も全く違うそう。つまり、希少価値の高さに加え、高性能のため、価値が増して高価になっているとのことだった。

そこで番組では、本当にストラディヴァリウスが普通のバイオリンの音と異なるか実験を行ったが……。

「問題となっているのはこの実験。堀氏とバイオリニストの三浦文彰氏(30)と幼少期にバイオリンを習っていたというお笑いタレントのカンニング竹山(51)がホールで目隠しをし、堀氏が製作したストラディヴァリウスの再現バイオリンと本物を聴き比べ、どっちが本物かを当てるというものでした。両方が同じ時間だけ演奏されましたが、結局挑戦者全員が本物の『ストラディヴァリウス』を選ぶことに成功。とはいえ、かなり近しい音に三浦氏が堀氏を絶賛する場面もありました」(週刊誌記者)

しかし、この一幕に視聴者からは「パクリコンテンツ。恥ずかしくないのか」「何これ民放パクってるの?」「まんま格付け」という困惑の声が集まっていた。

「実はこの日の放送は再放送。オリジナルは2021年12月17日に放送されており、その際にも『格付け』と同じ形式での検証に視聴者からドン引きの声が集まっていました。再放送ならば違う回を選ぶこともできたはず。わざわざ再放送で物議を醸した回を放送する番組側の姿勢にも疑問を感じざるを得ません」(同)

視聴者から受信料をもらって番組制作をしてるNHK。番組としてはちょっとしたパロディのつもりだったのかも知れないが、一部の視聴者は不快感を覚えてしまったようだ。

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