高校ラグビー近畿大会開幕 熊野は御所実に敗れる

熊野―御所実業 相手陣内でボールを奪い、そのままトライを決める熊野の福田秀人選手(中央)=12日、和歌山県上富田スポーツセンターで

 近畿高校ラグビー大会が12日、和歌山県上富田町朝来の上富田スポーツセンターで16チームが参加して開幕した。23日の決勝まで、全国選抜大会への出場を狙う高校生が熱戦を繰り広げる。県代表の熊野は、1回戦で御所実業(奈良)に7―124で敗れた。

 熊野は花園(全国大会)出場の常連校、御所実業に攻め込まれ、失点を許した。前半終了間際、相手ゴール前でプレッシャーをかけると、CTB福田(1年)が相手のミスからボールを奪ってそのまま中央へトライを決めた。ゴールキックも決まって7点を返し、意地を見せた。

 熊野の小松一樹主将(2年)は「相手の体力は、県大会のレベルよりももう一つ上だった。60分間、プレッシャーをかけ続けることはできたと思う。この経験を今後の試合に生かしたい」と話した。

 18日に2回戦の4試合、19日に準決勝と全国選抜大会の近畿地区第5.6代表決定戦、23日に決勝と近畿地区第3.4代表決定戦が、いずれも上富田スポーツセンターである。

 この他の1回戦の結果は次の通り。

 関西大学北陽(大阪)123―0星林(和歌山)、関西学院(兵庫)26―22京都工学院、京都成章29―17大阪朝鮮、大阪桐蔭20―5天理(奈良)、常翔学園(大阪)130―0滋賀合同、光泉カトリック(滋賀)126―7和歌山工業、報徳学園(兵庫)135―0和歌山北

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