にぎわい創出拠点の完成祝う ハレノワ核の再開発ビル竣工式

竣工式で玉串をささげる難波理事長(手前)

 新岡山市民会館「岡山芸術創造劇場ハレノワ」を核として店舗やオフィス、集合住宅を備える再開発ビル「ハレミライ千日前」(北区表町)の竣工(しゅんこう)式が13日、ハレノワ地下2階小劇場であり、にぎわい創出拠点の完成を関係者約110人が祝った。

 ビルは、建物が老朽化して人通りが少なくなっていた千日前地区を活性化させようと、地権者でつくる再開発組合が整備。2019年12月に着工し、昨年末に完成した。総事業費は約330億円。ハレノワ部分は市が約241億円で取得した。

 ハレノワが入る7階建てのホール棟と、84戸の住宅やオフィスが入る20階建ての事業棟で構成し、両棟は屋根付き広場「千日前スクエア」で結ばれている。延べ床面積は約3万9400平方メートル。

 式では再開発組合の難波正治理事長、大森雅夫市長らが玉串をささげた。式後、難波理事長は「文化芸術のまちとしてイベントなどを開き、新しいものを取り入れて若い人たちに来てもらえるようにしたい」と述べた。

 再開発組合によると、オフィスには既に事業所が入り、住宅は3月に入居が始まる。ハレノワは6月4日にプレオープン、9月1日にグランドオープンを迎える。合わせてカフェやベーカリー、コンビニが開店する。

ハレミライ千日前。手前がホール棟、左奥が事業棟

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