マスク着用 仙台・若林区の幼稚園では保護者に一任

今後マスクの着用をどうしていくかということについては、様々な所で葛藤や迷いがあります。幼稚園ではどうなっているのかを取材しました。

仙台市若林区のドリーム幼稚園です。約250人の園児が通っています。

園児のマスク着用について、通園バス以外は保護者の判断に任せており、今後についても同様だということです。

ドリーム幼稚園末屋保広園長「国全体でも個人の判断に任せるという流れになってるようですので、幼稚園としても子どもは自分で判断できませんので、保護者の方に判断いただければと考えております」

保護者はマスクは外させてあげたいが、感染も心配など複雑な心境だと言います。

保護者「外で遊んだりとか運動するというのが多いので、そういう中ではマスクを外すのは良いかなと思っていますけど、感染が続くと思うのでそれは気になってもいます」

「生まれて間もなくから(マスク生活)だったので、本人もそれが当たり前になっているような感じだったので特に不便な感じはない」

マスクを着用して園児に接する保育士からは。

「マスクを着ける前から(幼稚園に)勤めているので、マスク無く子どもたちと接することができるのは、すごい大切な時間だと感じます」

ドリーム幼稚園末屋保広園長「目は口程にものを言うとありますけど、小さな子どもに目だけで分からせるというのは不可能に近い部分があります。できればマスクを外して、先生は怒ってるよとかうれしいみたいなことを、満面の表情で子どもたちにいろんなことを伝えたいという思いは常に持ってるんですけど、それができないのはこの3年本当にもどかしかったと感じております」

この幼稚園では、3月の卒園式を保護者、園児共にマスク無しで行うということです。

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