Jサポなら必修!Jリーグ、全60チームの名前の由来まとめ(2023年版)

いよいよ今週2月17日、2023シーズンの明治安田生命Jリーグが開幕する。

今年、奈良クラブとFC大阪が参入したことにより、Jリーグのクラブ数はついに60に到達。そこで、開幕を前にJクラブ全60チームの名前の由来をまとめてみた。

自分の応援するチームはもちろん、それ以外のチーム名に込められた“想い”もこの機会にぜひチェックしてみてほしい。

J1

北海道コンサドーレ札幌

Hokkaido Consadole Sapporo

道民を表す道産子(どさんこ)の逆さ読みに、ラテン語の響きを持つ「オーレ」を組み合わせた。

クラブ20周年を迎えた2016シーズンから「北海道」をつけた名称に変更。ホームタウンも「札幌市」から「札幌市を中心とする北海道全域」に拡大された。

鹿島アントラーズ

Kashima Antlers

アントラー(Antler)は英語で「鹿の枝角」の意味。鹿島神宮の鹿に因み、枝角は茨城県の「茨」をイメージ。

浦和レッドダイヤモンズ

Urawa Red Diamonds

「ダイヤモンド」が持つ最高の輝き、固い結束力をイメージし、クラブカラーの「レッド」と組み合わせた名称。「浦和レッズ」は呼称。

柏レイソル

Kashiwa Reysol

スペイン語のRey(王)とSol(太陽)を合体させた造語で、「太陽王」の意味を持つ。

FC東京

F.C. Tokyo

都民から幅広くサポートされる「都民のためのJクラブ」を目指す観点から、シンプルで分かりやすいものに。

川崎フロンターレ

Kawasaki Frontale

イタリア語で「正面」「前飾り」の意味。常に最前線で挑戦し続けるフロンティアスピリッツ、正面から正々堂々と戦う姿勢を表現。

横浜F・マリノス

Yokohama F. Marinos

マリノスはスペイン語で「船乗り」。“F”は1999年に吸収合併された横浜フリューゲルスを表す。

横浜FC

Yokohama FC

地域に密着したクラブ作りをめざすため、覚えやすいネーミングに。また、心地よい響きとなるに違いないと考え命名。

湘南ベルマーレ

Shonan Bellmare

湘南の「美しい海」をイメージし、ラテン語のBellum(美しい)とMare(海)を組み合わせた。

アルビレックス新潟

Albirex Niigata

新潟には白鳥が多く飛来することから、白鳥座の中でひときわ輝くオレンジとブルーの二重星「アルビレオ」に「レックス(※ラテン語で王の意)」を合成。

名古屋グランパス

Nagoya Grampus

グランパスは英語で名古屋のシンボル「鯱」の意味。旧呼称である「グランパスエイト」のエイト(八)は名古屋市の記章であり、末広がりを表す。

京都サンガF.C.

Kyoto Sanga F.C.

サンガは古都・京都と繋がりの深い仏教用語。サンスクリット語で「仲間・群れ」を意味する。F.C.はフットボール(Football)を通じ、ファン(Fun)、ファミリー(Family)と共に未来(Future)を創るクラブ(Club)でありつづけるという願いが込められている。

ガンバ大阪

Gamba Osaka

ガンバはイタリア語で「脚」を意味する言葉。シンプルで強いチームを目指す、サッカーの原点である「脚」を強調した。「ガンバ」という響きは、日本語の「頑張る」にも通じる。

セレッソ大阪

Cerezo Osaka

セレッソはスペイン語で大阪市の花である「桜」の意味。

ヴィッセル神戸

Vissel Kobe

英語のVictory(勝利)とVessel(船)を合わせた造語。「勝利の船出」を意味する。

サンフレッチェ広島

Sanfrecce Hiroshima

日本語の「三」とイタリア語の「フレッチェ=矢」を合わせた造語で、広島に縁の深い戦国武将、毛利元就の故事に由来し、「三本の矢」を意味している。

アビスパ福岡

Avispa Fukuoka

アビスパはスペイン語で「熊ん蜂」の意味。蜂の行動特性からくる「軽快」「統制力」「多様なグループ攻撃」を表し、チームが目指すサッカースタイルを表現している。

サガン鳥栖

Sagan Tosu

小さい砂粒が固まって砂岩(さがん)になるように力を結集することを表す。「佐賀の」という意味にも通じる。

J2

ベガルタ仙台

Vegalta Sendai

有名な仙台七夕まつりから、織り姫(ベガ)と彦星(アルタイル)の合体名。

ブラウブリッツ秋田

Blaublitz Akita

前身となったTDKサッカー部のクラブ化実行委員会が一般公募し、ホームタウンの一つである秋田県にかほ市の女性の案を採用。「ブラウ」はドイツ語で「青」、「ブリッツ」は「稲妻」の意味で、「青い稲妻」を表す。

モンテディオ山形

Montedio Yamagata

イタリア語のMonte(山)とDio(神)を合わせた造語で、「山の神」を意味する。

いわきFC

Iwaki FC

東日本大震災後、いわき市へUターンした男性が2012年に創設。2015年12月に株式会社いわきスポーツクラブが運営権を譲り受けて現在に至る。

水戸ホーリーホック

Mito HollyHock

ホーリーホックは英語で「葵」の意味。徳川御三家の一つ、水戸藩の家紋である葵から引用。

栃木SC

Tochigi SC

「栃木教員サッカークラブ」から教員チームの枠を超え、より入りやすく、より分かりやすく、より親しみやすい、栃木県を代表する地域クラブを目指して改称。

ザスパクサツ群馬

Thespakusatsu Gunma

チーム誕生の地、草津温泉から英語で温泉を意味する「ザスパ(The Spa)」となり、広く群馬県に愛されるチームを明確にしつつクラブのルーツである草津の名も残すため、2013年に改称。

大宮アルディージャ

Omiya Ardija

大宮市(※現さいたま市)のマスコット的存在であった、リスのスペイン語名。正式にはArdillaだが読みやすくした。

ジェフユナイテッド市原・千葉

JEF United Ichihara Chiba

「JEF」はクラブの母体となったJR東日本(JR-East)と古河電工(Furukawa)の略称。ユナイテッドはホームタウンとの結びつき、チームの協調・連帯感を表している。

市原市が元々のホームタウンだが、2003年に千葉市が加わり、2005年から現在の名称となった。呼称は「ジェフユナイテッド千葉」。

東京ヴェルディ

Tokyo Verdy

前身の読売クラブ時代からのチームカラー、「緑」を意味するポルトガル語のVerdeからの造語。

FC町田ゼルビア

FC Machida Zelvia

町田市の樹であるケヤキの英語名 Zelkova(ゼルコヴァ)と、町田市の花であるSalvia(サルビア)を合わせた造語。

ヴァンフォーレ甲府

Ventforet Kofu

武田信玄の旗印である「風林火山」に基づき、フランス語のVent(風)とForet(林)を組み合わせている。

ツエーゲン金沢

Zweigen Kanazawa

ドイツ語で「2」を意味する「Zwei(ツヴァイ)」と、「進む」を意味する「Gehen(ゲーン)」を組み合わせた造語で、『チームとサポーターが共に進んでいく』の意味。金沢弁で「強いんだっ!(つぇーげん!)」の意味も持つ。

清水エスパルス

Shimizu S-Pulse

「サッカー」「清水」「静岡」の頭文字Sと、サッカーを愛する県民・市民の胸の高鳴りとチームスピリットを表す英語のPulse(心臓の鼓動)を合体。

ジュビロ磐田

Júbilo Iwata

ポルトガル語・スペイン語で「歓喜」の意味。

藤枝MYFC

Fujieda MYFC

母体は藤枝ネルソンCF。サッカークラブ育成オンラインコミュニティ「MYFC」(マイエフシー)が2009年より運営し、日本初のネットオーナーシステムを採用したことで現在の名称となった。

ファジアーノ岡山

Fagiano Okayama

ファジアーノは、岡山県を代表する鳥で県鳥にも指定されているキジ(雉)のイタリア語名。郷土に古くから伝わる桃太郎伝説でキジが鬼退治に活躍したことにも因む。

レノファ山口FC

Renofa Yamaguchi FC

「renovation(維新)」の頭文字である“レノ”と「fight(戦う)」や「fine(元気)」の“ファ”を組み合わせた造語。歴史に名を残した山口県の先人たちのように、日本のサッカー界にもその名を刻んでほしいと願い命名。

徳島ヴォルティス

Tokushima Vortis

イタリア語で「渦」を意味するVorticeから生まれた造語。豪快な鳴門の渦潮にあやかり、パワー、スピード、結束力を備え、観客を興奮の渦に巻き込む思いが込められている。

V・ファーレン長崎

V-Varen Nagasaki

ポルトガル語で「勝利」を意味するVitoriaとオランダ語で「平和」を意味するVredeの頭文字Vをとり、それに「航海」を意味するオランダ語のVarenを合わせた造語。発音は「ヴィ・ファーレン」。

ロアッソ熊本

Roasso Kumamoto

熊本を象徴する阿蘇山や「火の国熊本」から、熊本の燃える情熱を表す赤のイタリア語「ロッソ」と、イタリア語で「アッソ」=「エース」「唯一の」を含んだ造語。

大分トリニータ

Oita Trinita

クラブ運営の三本柱である県民、企業、行政を表す、三位一体、英語で「トリニティ」に大分(Oita)を加えた造語。

J3

ヴァンラーレ八戸

Vanraure Hachinohe

クラブが現在の八戸市南郷区に起源を持つことから、イタリア語で起源を意味する「デリヴァンテ」と南の郷を表す「アウストラーレ」を組み合わせた造語。

いわてグルージャ盛岡

Iwate Grulla Morioka

「グルージャ」はスペイン語で「鶴」の意味。盛岡藩主南部家の家紋「向かい鶴」と、盛岡名物「じゃじゃ麺」、岩手の方言に多く含まれる“じゃ"の響きに因んでいる。

県内全域をホームタウン化した2019シーズンよりクラブ名を「グルージャ盛岡」から変更。略称も「盛岡」から「岩手」に変わった。

福島ユナイテッドFC

Fukushima United Football Club

「UNITED=結ばれた、団結した、統一した」の意味に由来。チーム、選手、スタッフ、サポーター、ひいては福島が“ひとつ”になって福島の発展・活性化のために活動していくことを目指している。

Y.S.C.C.横浜

Yokohama Sports & Culture Club

横浜スポーツ&カルチャークラブは、横浜を拠点に、スポーツ、とりわけサッカーを愛する人なら誰でも入会できる総合型地域スポーツクラブ。「カルチャー」とあるように文化的な活動にも力を入れている。

SC相模原

S.C. Sagamihara

ACミラン、FCバルセロナ、リヴァプールFCやチェルシーFCなど、世界のなかでも強豪といわれるクラブの名称は、ほぼ地名のみというパターンが圧倒的に多いことから、「いつかは世界の強豪クラブと同じステージに立ちたい」という思いで、SC(スポーツクラブ)を付けたシンプルな名前に。

松本山雅FC

Matsumoto Yamaga F.C.

長野県選抜の選手を中心にチームが結成された1965年当時、その選手たちが松本駅前にあった喫茶店「山雅」へよく通っていたことに由来。

AC長野パルセイロ

AC Nagano Parceiro

ACはAthletic Clubの略で長野のスポーツ文化の母体となる意思を表し、パルセイロはポルトガル語で「パートナー」を意味する。

カターレ富山

Kataller Toyama

愛するチームを共に“語れ”、“歌え”(イタリア語の「カンターレ」)、そして“勝て”(富山の方言である「勝たれ」) という意味が込められた造語。頂点を目指して、県民(サポーター)と肩(カタ)を組んで共に「行こう」(フランス語の「アレ(aller)」)というチームの姿勢も表している。

アスルクラロ沼津

Azul Claro Numazu

スペイン語で「明るい青」という意味。クラブカラーの水色に因んでいる。

FC岐阜

F.C. Gifu

「Football Club 岐阜」の略。岐阜のシンボルとなるサッカークラブを目指す意味で命名。

FC大阪

F.C. Osaka

一般的な「フットボールクラブ」という意味だけでなく、地域に貢献するために様々な物事を繋ぐコンテンツとしての役割や、地域発展の新たな取り組みをクリエイトする結節点・発信地の役割を担っていくことを目指した名称。

「F」は様々な領域を示す「Field」、基礎・基板の「Foundation」、人々のためにという「For people」、「C」は地域貢献の「Community contribution」、協働の「Collaboration」、信頼の「Confidence」、創造の「Creation」、挑戦の「Challenge」、変化の「Change」といった意味を持つ。

「F」「C」それぞれに独立した意味を含め、より担うべき役割に向かってクラブを進化させていくため、2022シーズンより「F.C.大阪」の名称を使用していたが、Jリーグ参入に伴いクラブ名はシンプルな「FC大阪」に戻された。

奈良クラブ

Nara Club

奈良市内の地名に由来する都南クラブとして1991年に創設。2008年に現在の名称へ変更された。

ガイナーレ鳥取

Gainare Tottori

「がいな」は、出雲伯耆地方の方言で「大きな」という意味。勝利を掴み続け、さらなる大きな世界にはばたくような「大きなチームになれ」という願いと夢が込められている。

カマタマーレ讃岐

Kamatamare Sanuki

釜玉うどんとイタリア語で海を意味する「マーレ(Mare)」を合わせた造語。 讃岐は香川県の旧国名。

愛媛FC

Ehime FC

愛媛県民に夢・感動・希望を与えられるチーム、そして愛されるチーム作りを目指すべく、ホームタウン名を入れたシンプルかつ馴染み深いチーム名とした。

FC今治

FC Imabari

愛媛県越智郡大西町(※現在の今治市)を拠点とした「大西サッカークラブ(大西SC)」として1976年に創設。「今越FC」「愛媛しまなみFC」を経て、2009年に愛媛FCのアマチュアチームとなったことでチーム名も「愛媛FCしまなみ」に。

2012年から現在の名称に変更されたが、当初は「FC.IMABARI」の表記を用いていた。

ギラヴァンツ北九州

Giravanz Kitakyushu

北九州市の市花、ひまわりのイタリア語名であるGirasoleと、「前進する」という意味のAvanzareを組み合わせた造語。Girasoleは本来「ジラソーレ」と発音するが、「ギラ」と読むことで太陽の輝きと躍動を想起させる強い語感とした。

テゲバジャーロ宮崎

Tegevajaro Miyazaki

宮崎弁の「てげ」(すごい)に、スペイン語の牛(Vaca/バカ)と鳥(Pajaro/パジャーロ)を組み合わせた造語。チームが牛のように勇猛果敢に突進し、鳥のように空高く羽ばたくという願いが込められている。

サッカーを通じて宮崎を元気にしたいという思いから、宮崎のソウルフード「宮崎牛」や「チキン南蛮」のように県民にとって身近で欠かせない存在を目指す。

鹿児島ユナイテッドFC

Kagoshima United FC

「ヴォルカ鹿児島」と「FC KAGOSHIMA」が2014シーズンより統合。クラブ名は両チーム名の連合(ユナイテッド)という意味とともに、薩摩半島、大隅半島および離島を含むすべての鹿児島県民の協力、県内在住者のみならず県外および世界中にいる鹿児島を愛する人々の団結を願い命名された。

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FC琉球

FC Ryukyu

沖縄県とその周辺を領有した「琉球王国」に由来。

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