【神戸】まさか…GKウーゴ・ソウザ「家族の事情」で移籍撤回か

フラメンゴとチーム間合意に達していたが――。

ブラジル1部(セリエA)CRフラメンゴに所属するブラジル人GKウーゴ・ソウザ(Hugo Souza)が、このほどクラブ間合意に至ったJ1リーグ・ヴィッセル神戸への移籍について、「家族の事情」で撤回する意向だという。ブラジルの移籍情報を専門とするジャーナリストのヴェネ・カーザグランデ氏(@venecasagrande)が日本時間1月15日に発信した。

ブラジルメディア『グローボ』は1月12日、このブラジル代表歴のある23歳のブラジル人守護神について、移籍金130万ドル(約1億7000万円)で3年契約、神戸が50パーセントの保有権を買い取るという条件で、クラブ間合意に至ったと報じていた。

ところがカーザグランデ氏は、ウーゴ・ソウザがこの移籍を撤回したとレポートしている。

「ウーゴ・ソウザは、もはやフラメンゴからヴィッセル神戸に売却されるべきではないだろう。ルブロ・ネグロ(フラメンゴ)は売却のオファー(50%、130万ドル)を受け入れたが、ゴールキーパーは家族の問題を理由に日本行きを再考し、日本のチームに行くという決断を撤回した。今のところフラメンゴは(交渉)継続中」

そのように当初は欧州移籍も検討されていた大型GKは、日本行きを受け入れていないということだ。

23歳で身長199センチあるウーゴ・ソウザは、2018年、チッチ監督のもとブラジル代表にも選出されている(出場機会は得られず)。フラメンゴではトゥーレルともチームメイトで、2022シーズン、ブラジル1部15試合など、公式戦通算31試合に出場した。

フラメンゴは当初、神戸からの「1年期限付き移籍+オプション」のオファーを拒否。レンタルを含めて、欧州への移籍を検討していた。そうしたなか、神戸が完全移籍のオファーを提示し、条件をクリアしたため「合意」に至っていた。状況的には、振り出しに戻ったか。

© SAKANOWA株式会社