「ハットトリックしたい」ボルシアMG入り福田師王が決勝ゴール。神村学園、青森山田に逆転勝利でベスト4進出│高校サッカー選手権

1月7日の準決勝、試合巧者の岡山学芸館と対戦へ。

[全国高校サッカー選手権 準々決勝] 神村学園 2-1 青森山田 /2023年1月4日14:10/等々力陸上競技場

全国高校サッカー選手権の準々決勝、神村学園(鹿児島)がMF西丸道人と卒業後にドイツ・ブンデスリーガのボルシア・メンヒェングラードバッハ入りの決まっているFW福田師王のゴールで、前回優勝の青森山田(青森)に2-1の逆転勝利を収め、ベスト4進出を果たした。

両チームともに、ゴール前まで持ち込みチャンスを作り出す展開に。そこで先制したのはチャンピオン青森山田だ。

34分、「10番」小湊絆が右サイドをえぐって中央へ。パスを受けた中山がDFを背負いながらも粘って前を向くと、右足を振り抜いて先制点をもたらした。

一方、福田がセンターフォワードに入る神村学園も負けていない。リードする青森山田がややラインを深く設定するようになると、そのスペースを突いていく。

すると56分、西丸が鮮やかにシュートを突き刺して同点に! さらに60分、自陣でピンチをしのいだあとカウンターに持ち込み、再び西丸が爆走。3対3に持ち込んで、西丸の放ったシュートのこぼれ球を、福田がねじ込んで逆転に成功する。

その後、青森山田の決定機ではGK広川豪琉がビッグセーブ! 王者の猛攻をしのいだ神村学園が2-1で勝利を収め、

二度目のベスト4進出を決めた。福田は試合後のヒーローインタビューで「2日前の3回戦で決められず、今日は自分のゴールで勝てて嬉しいです。1点では満足していません。ハットトリックなどたくさんゴールを決めていきたいです」と語った。

神村学園は1月7日の準決勝、国立競技場で岡山学芸館と対戦する。

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