バレンタインデーで花の予約好調

2月14日はバレンタインデーだが、香港社会の正常化に伴い今年のバレンタインデームードは新型コロナウイルス感染症(COVID―19)流行期間に比べて盛り上がりを見せており、飲食店、小売り、花屋の売り上げは十分好調となる見込みだ。12日付香港各紙によると、香港餐飲連業協会の黄家和・会長は、現時点で飲食業界の売上高が新型コロナ流行前の85~90%のレベルに迫っていることを明らかにし、ホテル、西洋レストランなどの売り上げは盛況、一部のレストランはすでに予約で満席となっているという。バレンタインデー当日の売上高は最高で3億5000万ドルに上ると見込んでいるが、正常な状況下での4億ドルには達しないもようだ。香港経済がまだ完全に回復していないことから市民の収入は減少し、消費意欲は減退していることによる。一方、花屋の香港尚礼坊花店は、すでに先週の時点でバレンタインデーの注文は品切れ状態に近いことを明らかにした。すでに注文は500件に達し、おおむね800~1000ドルの花束の注文が入っている。今年の売り上げは昨年に比べて少なくとも20%増と見込んでいる。

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