「ロシアの徴兵避け韓国に亡命を」ブローカーらが摘発...約2千万円詐取

韓国滞在外国人を相手に「ウクライナと戦争中のロシアの徴兵を避けて韓国に亡命する」など偽の話をもちかけ、難民資格を斡旋したブローカー組織が摘発された。

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ソウル出入国・外国人庁移民特殊調査隊は12日、韓国内で就職を希望する外国人に虚偽で難民資格を申請するよう支援したカザフスタン人A氏(28)とB氏(22)を出入国管理法違反の疑いでソウル中央地検に拘束状態で送致したと明らかにした。共犯とみられた国籍C氏(33)は不拘束送致された。

彼らは昨年5月から9月まで韓国内在留外国人157人に虚偽の難民申請を斡旋し、その対価として1人当たり120万ウォン(約12万4千円)ずつ払わせ、総額1億8000万ウォン(約1870万円)を詐取した疑いを受けている。

ロシア軍兵士/Pixabay

A氏とB氏はワッツアプリ、テレグラムなどSNSメッセンジャーを通じて対象外国人を募集した。 C氏は徴兵可能性など難民申請のための偽シナリオを作る役割を引き受けた。 彼らは難民申請時に必要な滞留地立証書類を虚偽で作成したり偽造したりもした。

A氏は2018年7月、韓国内に観光目的で入国して以降不法滞在してきたという。 彼は「本国で犯罪者として誤認され刑事処罰される可能性がある」という事由で難民申請をしたが認められなかった。 この理由も偽りだった。 その後、不法滞在の途中でB氏などと共謀して難民ブローカーの仕事を始めたという。

移民特殊調査隊は、これらのブローカーやこれに関与したカザフスタン人7人など偽って難民申請者在留資格を取得した14人を出国措置した。 残りの143人の所在も追跡中だ。 また、難民資格斡旋を依頼した外国人の滞在場所を虚偽報告した事業主についても捜査している。

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