犯罪被害にあったら... 小山市の支援、取り組み掲載 本年度犯罪被害者白書

市の取り組みが掲載された犯罪被害者白書

 【小山】2021年4月に県内自治体で初めて犯罪被害者らの支援に特化した「市犯罪被害者等支援条例」を施行した市の取り組みが、政府が発行する22年度の犯罪被害者白書に掲載された。

 同白書は、犯罪被害者らの経済的、精神的、身体的支援などに関する政府の施策や現状分析を報告する資料として毎年度公表されている。

 白書に掲載されたのは、市市民生活安心課の千葉大輝(ちばだいき)さん(25)の手記。第4章「支援等のための体制整備への取組」に、被害者支援センターとちぎや野木町、小山署、白鴎大被害者支援学生ボランティアと連携した取り組みや、同条例制定の経緯、見舞金の申請に訪れた犯罪被害者とのやりとりなどが2ページにわたって紹介されている。

 千葉さんは「市の取り組みを全国的に知ってもらう機会としてありがたい。また支援内容を市民に広く知ってもらい、犯罪被害に遭われた方に必要な支援をしていきたい」と話した。

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