若い女性の視点を地域活性化に生かす「課題解決提案の発表会」が長崎県諫早市内であり、県内の女子大学生らが未来のまちづくりや地元に人を呼ぶアイデアなどを提案した。
県が進める女性の未来参画推進事業の一環で、昨年度に続いて2回目。学生が地元団体と連携して、まちづくりに関わり、地元への愛着を深めるのが狙い。
長崎大と活水女子大、同市の魅力発信に取り組む市民グループ「諫早もりあげガールズ」など約30人が参加。参加者は「新幹線開通で福岡の学生に諫早に来てもらうためのPR」をテーマに、昨年6月からフィールドワークやワークショップなどに取り組んだ。
県県央振興局で8日あった発表会では、2校が観光プランなどを発表。長崎大は諫早の食を楽しみ、その背景にある生産者やストーリーに触れる旅を提案。活水女子大は、所要時間やお薦め理由など条件別にまとめた観光マップ作製や、スタンプラリーなどのPRイベント、諫早駅からタクシーを利用するモデルプランなどを紹介した。
同大3年の田中琴菜さん(20)は「地元の人に話を聞き、初めて魅力に気付いたことも多かった。県外の人にも諫早や長崎の良さが伝われば」と話し、プラン実現に期待を寄せた。
諫早もりあげガールズの原田千桂子代表は「頂いた提案を参考に、今後の活動につなげていきたい」と話した。
若い女性の視点 地域活性化に活用 誘客プランなど学生ら提案 諫早で発表会
- Published
- 2023/02/14 12:10 (JST)
- Updated
- 2023/02/14 12:21 (JST)
© 株式会社長崎新聞社