故郷に帰ってきた落ちぶれ元ポルノスター 少女との出会いから再起を夢見る 「レッド・ロケット」予告

2023年4月21日より劇場公開される、「フロリダ・プロジェクト 真夏の魔法」のショーン・ベイカー監督作「レッド・ロケット」の、予告編が公開された。

予告編は、元ポルノスターのマイキーが長距離バスで故郷のテキサスシティに帰ってくるシーンから始まる。顔は傷だらけで所持金はわずか22ドル、別居中の妻からは「消え失せな!」とののしられながらも、どうにか家に転がり込むことに成功したマイキーは、「俺のスキルと能力があれば怖いものなしさ」と根拠のない自信を見せる。そして、ドーナツ店で働く少女に出会って何かの“スイッチ”が入ったマイキーは、あの手この手で少女を口説こうとする。

「イット・カムズ・アットナイト」「WAVES/ウェイブス」などの撮影監督ドリュー・ダニエルズが16ミリフィルムで映し出すテキサスのエモーショナルな空気感と、1990年代後半に⼀世を風靡したアメリカのアイドルグループ*NSYNC(インシンク)による2000年のヒット曲「Bye Bye Bye」がマッチした予告編となっている。

「レッド・ロケット」は、「ポルノ界のアカデミー賞を5回逃した」というスターポルノ俳優だったマイキーを描いたヒューマンドラマ。落ちぶれて無一文で故郷のテキサスへ舞い戻ったマイキー。別居中の妻の家に転がり込んだが仕事はない。昔のつてでマリファナを売りながらどうにか生活していたある日、ドーナツ店で働く少女と出会い再起を夢見る。「タンジェリン」「フロリダ・プロジェクト 真夏の魔法」など、アメリカ社会の「声なき声」をすくい上げてきたショーン・ベイカー監督が、利己的でナルシスト、口先だけの男マイキーを主役に、社会の片隅で生きる人々を描き出す。

主演は、ポルノ出演映像が流出したことで一時は表舞台から姿を消していたこともあるなど、マイキー役とリンクするかのようなスキャンダラスな経歴を持つサイモン・レックス。撮影監督は「WAVES/ウェイブス」のドリュー・ダニエルズ。16ミリフィルムで、テキサスの工業地帯を美しく切り取っている。

【作品情報】
レッド・ロケット
2023年4月21日(金)、ヒューマントラストシネマ渋⾕、シネマート新宿ほか全国順次公開
配給:トランスフォーマー
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