当初予算案など71議案を上程 2月定例岡山市議会が開会

大森市長が議案の提案理由を説明した2月定例岡山市議会

 2月定例岡山市議会は14日開会した。3622億8千万円の2023年度一般会計当初予算案など71議案を一括上程し、大森雅夫市長が提案理由を説明した。

 大森市長は、懸案だった子ども医療費助成事業について小学生の通院を無料にするなど助成対象を24年1月から大幅拡充する方針を改めて説明。「安心して子育てができる環境づくりに向け、でき得る最大限の拡充を図る」と強調した。新たに必要となる年約10億円の経費については一般財源に加え、基金への積み立てで確保する。

 新型コロナウイルス対応では、ウイルスの感染症法上の位置付けが大型連休明けに季節性インフルエンザと同等の「5類」に引き下げられることを踏まえ「感染拡大防止対策を適切に講じながら市民生活、事業活動の正常化に対応した施策を展開し、未来に躍動する岡山の実現に向けてまちの好循環を加速させる」と述べた。

 会期は3月10日までの25日間。15~19日は休会し、20日から代表質問に入る。

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