米自動車満足度評価「ワーストテン」に韓国車が2台入る 日本車は?

米国市場調査機関コンシューマーレポートが去る2022年、顧客満足度が最も低かった自動車モデル10車種を公開した。いわば米国人が選ぶ自動車「ワーストテン」ともいえる。

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コンシューマーレポートは会員に「自分が保有している車両を次回も購入するか」という質問を通じて満足度結果を発表した。

韓国車は起亜自動車の「ポルテ(韓国現地名:K3)」と「セルトス」の2つのモデルがリストに入った。フォルテは51%が、セルトスは48%の所有者が同社を再び購入する意思があると答えている。つまり、購入者のおよそ二人に一人は再び買わないという意味になる。

SELTOS/KIA

メルセデス・ベンツとフォルクスワーゲンもそれぞれ2つのモデルがリストに入った。

メルセデス・ベンツは「GLA」所有者45%、「GLB」所有者39%が再購入意思を明らかにし、フォルクスワーゲンは「タオス(Taos)」48%、「アトラスクロススポーツ」38%だった。

ジープは「コンパス(Compass)」がリストに入った。再購入意思は46%だった。

日本車は、「インフィニティQX50」を含む日産の3つのモデルがリストにランクインした。

QX50/NISSAN

「QX50」の所有者は、わずか40%だけが同車を再び購入する意思があると答え、同じく日産の「キックス(Kicks)」と「アルティマ」はそれぞれ49%と51%が再購入の意思を示した。

今回調査された10車種のうち、最も再購入意思を示した消費者が少なかったのはメルセデス。ベンツの「GLB」(39%)であり、日産の「QX50」が40%で続いた。

今回、10車種に入ったモデルのうち、最も高価格だったのは「QX50」だった。価格帯は40,300ドル〜57,350ドルだ。次に高いのはメルセデス・ベンツの「GLA」(37,500ドル〜56,650ドル)だった。

一方で、最も安価だったのは日産の「キックス」だった。価格帯は20,290ドル~22,850ドルだった。次に起亜自動車の「フォルテ」が続いた。(1,690ドル~ 25,090ドル)

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