香音&石井杏奈が「ガチ恋粘着獣」でW主演。推しへの純愛を狂気に染めていくヒロインを怪演

ABCテレビとテレビ朝日では4月に、連続ドラマ「ガチ恋粘着獣」(日時未定)がスタート。香音と石井杏奈がダブル主演を務め、推しへの暴走する恋心を描く衝撃のラブストーリーが展開する。

「ガチ恋粘着獣」の原作は、発行部数80万部を超える星来氏の「ガチ恋粘着獣~ネット配信者の彼女になりたくて~」(コアミックス)。3人組の人気動画配信グループ・コズミックのメンバーへの、女性ファンの純粋で真っすぐな恋心が次第にエスカレートしていき、やがて過激な憎しみを含んだ狂気に染まっていく様子をリアルに映し出す。

ドラマは2部構成となっており、香音は第1部の主人公・輝夜雛姫(かぐやひなき)を演じる。コズミックのメンバー・スバルにガチ恋する女子大生である雛姫は、アルバイト代を投げ銭に注ぎ込み、いつかはスバルの彼女になりたいと本気で願っていたが、ある時、スバル本人からダイレクトメールが届いたことで、人生が一変する。

「もともと原作を読んでいたので、とても迫力のある作品ですし、参加することにワクワクしました」と作品の印象を語る香音。役どころについては「雛姫は狂気的な面もありますが、基本的には純粋にスバルくんを思う、いちずで愛のある女の子だと思っています。そのかわいらしい女の子の面と、内側に秘めている狂気的な部分を、喜怒哀楽しっかり出していけたらと思っています」と意気込む。そして、「恋する女の子たちの愛するが故のゆがんだ愛情表現を、私自身、いとおしくも恐ろしく表現できるよう、撮影頑張りたいと思っています」とアピール。

一方、第2部の主人公で、コンセプトカフェ店員の花織琴乃(はなおりことの)に石井が扮(ふん)する。コズミックのメンバー・コスモの大ファンだが、雛姫のような“ガチ恋勢”を軽蔑しており、本人たちに迷惑をかけない“本物のファン”を信条に陰ながら応援している琴乃。しかし、ある女子高生ファンがコスモにつきまとっていることを知ったことから、歯車が狂っていく。

石井は「時代に沿った物語でとても面白かったです。表に出る側としても、視聴者側としても共感できるところがたくさんありました。なので出演が決まりとてもうれしかったです。それと同時に映像化することで、より魅力的に仕上げるために琴乃としてお芝居で精いっぱい貢献したいと気合も入りました」と述べ、自身の演じるキャラクターについては「心で感じたことを、頭で考えてから行動できるすてきな女性。一喜一憂する姿や罵詈雑言(ばりぞうごん)、罵倒する姿すべてが表も裏もない真っすぐな琴乃。どんな琴乃でも愛されるように全力で振り切る準備もぶっ飛ぶ準備もできています。琴乃の幸せを一番に願いながら丁寧に演じていきたいと思います」と全身全霊で挑むことを宣言している。

そして、原作の星来氏は「自分で描いておいてなんですが、『コレを!?』と困惑しました。実写化されるなんて描き始めた当初もそんなつもりがなかったので、キャラデザもかなりファンタジーですし、現実で『ガチ恋』のキャラクターが動くなんて想像できませんでした」とドラマ化に驚いたことを明かし、今回の配役については「お二人とも雰囲気のあるたたずまいがすてきだなと感じました。それぞれのキャラクターが“ただのヤバいヤツ”で終わらずに、しっかりと多角的に描いてもらっているのがありがたいです。一視聴者として今からとても楽しみです」とコメントを寄せている。

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