eKクロスEV 安全性能最高評価 JNCAP、三菱自水島製造

自動車アセスメントでファイブスター賞を受けたeKクロスEV

 三菱自動車水島製作所(倉敷市水島海岸通)が製造する軽タイプの電気自動車「eKクロスEV」が、自動車の安全性能を格付けする2022年度の自動車アセスメント(JNCAP)で最高評価の「ファイブスター賞」を受けた。

 日産自動車向けに生産する「サクラ」とともに受賞。衝突の危険がある際にブレーキを自動制御する運転支援機能をはじめ、車内7カ所のエアバッグ、事故や急病時に車内のボタンを押すとオペレーターにつながる通報装置などが評価された。

 JNCAPは国土交通省と独立行政法人・自動車事故対策機構(東京)が実施。ファイブスター賞は、衝突時の被害を抑える「衝突安全性能」と、事故を未然に防ぐ「予防安全性能」がともに最高のAランクで、「事故自動通報装置」を搭載した車が対象となる。

 三菱自と日産が共同企画し昨年6月に発売。三菱自は「EVとしての環境性能に加え、安全面もPRしていきたい」としている。

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