【第3四半期決算】北越コーポレーション、原燃料価格の高騰などにより増収減益に

北越コーポレーション新潟工場

北越コーポレーション株式会社(本社:東京都、本店:新潟県長岡市)は14日、2023年3月期第3四半期決算(連結)を発表した。売上高は2,157億200万円(対前年同期比11.2%増)、営業利益は96億400万円(同△41.7%減)、経常利益は70億5,900万円(同△69.5%減)、親会社株主に帰属する四半期純利益は39億2,300万円(同△82.6%減)となった(100万円未満切り捨て)。

同期間の業績は、主に前年度に実施した国内品の価格改定と輸出品の価格上昇の影響で増収となったものの、原燃料価格の高騰などにより減益となった。

主なセグメント別の業績は、以下の通り。

紙パルプ事業

紙パルプ事業は、主に前年度に実施した国内品の価格改定と輸出品の価格上昇の影響で増収となったが、損益面は原燃料価格の高騰などにより減益となった。

この結果、紙パルプ事業の業績は、売上高が1,989億6,400万円(対前年同期比12.1%増)、営業利益が86億2,100万円(同△44.0%減)となった。

パッケージング・紙加工事業

パッケージング・紙加工事業は、国内の受注増加と価格改定の影響があったものの、中国政府によるゼロコロナ政策に伴う上海市内の一部ロックダウンの影響により減収となったが、損益面は各種コストダウン効果などにより増益となった。

この結果、パッケージング・紙加工事業の業績は、売上高が103億9,400万円(同△1.1%減)、営業利益が7,000万円(同359.2%増)となった。

その他

木材事業、建設業、運送・倉庫業、古紙卸業をはじめとするその他事業は、主に木材事業において外部受注が増加したことにより増収となったが、損益面は主として運送・倉庫業のコストアップにより減益となった。

この結果、その他事業の業績は、売上高が63億4,300万円(同6.1%増)、営業利益が5億8,500万円(同△9.7%減)となった。

© にいがた経済新聞