佐渡汽船・小木―直江津航路 「こがね丸」就航延期 交換部品納入遅延 大型連休初日に再設定

 佐渡汽船(本社・佐渡市)は13日、3月25日に予定していた小木―直江津航路のカーフェリー「こがね丸」就航開始を、1カ月延期すると発表した。就航に必要な改造過程で、交換部品の調達が遅れているため。同社は春の大型連休初日となる4月29日に就航日を再設定した。
 交換が必要な部品は、車両の乗降時に上げ下げする「ランプドア」に使う油圧シリンダー。中古船のため、岸壁の高さに合わせる必要があることから、交換が必要となっていた。
 こがね丸は1日から広島県尾道市の造船会社に入り、必要な改造を行っている。県の佐瀬浩市交通政策局長は1月25日、県庁で行われた会議後の取材で、上越タイムス社が「(同日時点で)『こがね丸』は予定通り(3月25日に)就航できるか。予定変更の連絡はないか」と質問したのに対し「変更があるとは聞いていない」としていた。   
 佐渡汽船によると、こがね丸就航時の最大旅客定員は584人、車両は普通乗用車換算で150台の見込み。

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