米国の高級車選好調査で「レクサス」2位も、ある項目では韓国「ジェネシス」が突出

米国の高級自動車ブランド調査で韓国の「ジェネシス」がベストテンにランクインした一方、同じくランクインした日本の「レクサス」とは対照的な評価を受けたことが分かった。

(参考記事:米自動車満足度評価「ワーストテン」に韓国車が2台入る 日本車は?

14日、米国自動車評価専門機関のケリーブルーブック(Kelley Blue Book)が発表した昨年第4四半期(10~12月)の米国自動車市場ブランドウォッチ(Brand Watch)レポートによると、ジェネシスは選好指数7%を記録し、ブランドランキングで10位に入った。

当該レポート:

ブランド別ランキング/ケリブルーブック

ブランドウォッチレポートは、自動車の購入に決定的に作用する12の要因を中心になされる消費者の購入認識調査だ。 ジェネシスの場合、高級自動車の購入要因の上位10項目のうち4番目に高い比重を占める「経済性」(Affordability)項目で最も優れたブランドだと評価された。つまりコスパが良いという意味だ。ジェネシスは「インテリアレイアウト」「頑丈さ」項目でも3位に入っている。

ブランドランキング1位はBMWだった。選好度は22%だった。日本のレクサスは19%で2位、キャデラックが18%で3位に名を連ねた。続いてアウディとメルセデス・ベンツがそれぞれ15%を記録し、4位と5位に上がった。 6位はアキュラ(ホンダの高級ブランド/13%)、7位はビューイック(11%)、8位はテスラ(9%)、9位はボルボ(8%)の順だった。韓国のジェネシスはリンカーン(7%)、ランドローバー(7%)と共同での10位となった。

ジェネシスが「経済性」で最も評価された一方、レクサスは「耐久性・信頼性」「安全性」「運転のしやすさ」「評判」の4つ項目で1位を獲得した。さらにレクサスは、「燃費」と「インテリアレイアウト」項目で2位、「経済性」「テクノロジー」項目でも3位にランクインしている。

項目別の評価順位/ケリブルーブック

コスパで評価されたジェネシスに対し、総合的な評価を得たレクサスという構図だ。

要因別で1位が最も多かったのはレクサスとポルシェだったが「日本ブランドが全般的に優位に立っている」とケリーブルーブックは伝えている。

一方、シングルモデル基準のベストセリングカー「トップ10」リストにはジェネシスは入ることができなかった。 ビューイック・エンクレーブが1位となり、キャデラック・エスカレードが2位、アキュラ・MDXが3位だった。続いてレクサスRXとBMW 3シリーズがそれぞれ4位と5位に名を連ねた。 6位はBMW X5、7位はキャデラッ・CT5、8位はビューイック・エンコア、9位はBMW ・5シリーズ、10位はテスラ。モデル3だった。

ケリーブルーブックは1926年に設立された自動車専門評価機関で、毎年多様で幅広い自動車関連情報をウェブサイトで消費者に提供している。 評価結果は完成車メーカーのブランドイメージはもちろん、米国消費者の自動車購入に大きな影響を及ぼしている。

(参考記事:最高品質牛肉調査で日本が世界2位に…「和牛は世界的に有名」 韓国が誇る韓牛は?
(参考記事:独のハイブリッドSUV評価で韓国車が1位に…トヨタRAV4は?
(参考記事:世界カーオブザイヤーに韓国車2台が最終候補選出…日本車は?

(参考記事:韓国の自動車リコール数が340万台で過去最高 リコール率は日本の2.6倍
(参考記事:世界最高賞の韓国製SUV、米でエアバッグ開かず3万2千台リコール ハイビーム欠陥で調査も
(参考記事:韓国の昨年自動車輸出額が7兆円で過去最高に 日本は?

© 合同会社WTS研究所