詰め込め白い雪 雪室に雪入れ 岩の原葡萄園

 岩の原葡萄園(上越市北方)は13日、園内の雪室に雪を詰め込む作業を行った。14日までに約300トンを詰め込む予定で、主力商品となるワインをたる熟成させる「第二号石蔵」内の温度を一定に保つため使う。

大きな除雪機を利用しての雪の詰め込み作業。14日までに300トンを詰め込む予定だ

 同園によると、園内の屋根雪などが少なかったため、牧区から真っ白な雪を調達。雪室はツアーなどで訪れる観光客が観覧するため、真っ白な雪であることも大切な条件の一つだ。
 13日は同園のスタッフら数人が出て、ダンプカーや除雪車で雪室前に運んだ雪を、除雪機で粉砕しながら室内へ詰めた。恒例行事だけあって、チームワーク良く作業を進めた。
 同園製造部の西山行雄さんによると、ブドウ畑の積雪は30センチほど。「木が傷まずに済んでおり、ありがたいことだが、こういう年は梅雨から夏の長雨があったりして心配。ブドウにとって良い年になってほしい」と話していた。

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