うま味と栄養の宝庫「桜えび」を使った春色ダイエットレシピ♪

(1人前)エネルギー300kcal 塩分1.8g

“海の宝石”桜えびの身体が喜ぶ栄養について

透き通った桜色が美しく「海の宝石」とも呼ばれる桜えび。3月~5月に旬を迎え、生、ゆでる、素干しなど様々な食べ方で楽しむことができます。殻ごと頭から尾まで食べられる理想的な食材で、身体に嬉しい栄養素がたくさん含まれています。

(1)エイジングケアに役立つ「アスタキサンチン」

桜えびの桜色は、アスタキサンチンと呼ばれる色素成分によるものです。アスタキサンチンはポリフェノールの一種で、ビタミンEの約1,000倍にも相当する強い抗酸化力があり、活性酸素から身体を守ります。免疫力の向上や生活習慣病の予防、エイジングケアに役立ちますよ。

(2)肥満を防ぐ「キチン」と「キトサン」

キチンとキトサンは甲殻類に含まれている多糖類です。ヒトはキチン、キトサンを消化する酵素を持たないため、体内では食物繊維と同じような働きをしてくれます。血中コレステロール値の低下や腸内環境の改善が期待できますよ。

(3)うま味成分「グリシン」で睡眠の質アップ

桜えびの甘みの正体は、うま味成分グリシンによるもの。料理に加えれば風味がプラスされ、美味しさが格段にアップします。グリシンには血管拡張作用があり、睡眠に適した体温へと導くことにより、睡眠の質を高めてくれます。

桜えびを素干しにするメリットは?

素干し桜えびは生の桜えびを天日干ししたもの。生の桜えびと比べて栄養素やうま味がギュッと凝縮されており、長期保存が可能です。年間を通して流通しており、そのままおやつ感覚で食べることもできるので、気軽に普段の食事に取り入れられるというメリットもあります。

【300kcal以下】干し桜えびの春色ダイエットレシピ3選

料理に少し加えるだけで美味しさと彩りをプラスしてくれる桜えび。今回は入手が簡単な干し桜えびを使用した、春にピッタリのダイエットレシピを3つご紹介します。

【1】しらすと桜えびの和風ピザトースト

(1人前)エネルギー300kcal 塩分1.8g

朝食におすすめなカルシウム強化メニュー!
桜えびの芳ばしい香りが食欲をそそります。

◆材料(2人前)

  • 食パン(6枚切り)……2枚
  • 釜揚げしらす……20g
  • 干し桜えび……大さじ2
  • アスパラガス……2本
  • ピザ用チーズ……40g
  • 刻みのり……少々
  • マヨネーズ……小さじ2
  • にんにくチューブ……2cm
  • オリーブオイル……小さじ1

◆作り方

  • 1.アスパラガスは根元1cmを切り落とし、かたい皮をピーラーでむいて3cmの斜め切りにする。
  • 2.マヨネーズとにんにくチューブを混ぜ合わせ、食パンに塗る。
  • 3.(2)の食パンにアスパラガス、しらす、桜えび、ピザ用チーズをのせ、全体にオリーブオイルを回しかける。
  • 4.トースターでチーズが溶けるまで5分程焼き、刻みのりをトッピングする。

【2】春キャベツと桜えびの塩焼きそば

(1人前)エネルギー280kcal 塩分4.1g

こんにゃく麺を使用して糖質オフ!
春キャベツの優しいグリーンと桜えびのピンクが春らしい一品です。

◆材料(2人前)

  • こんにゃく麺……180g×2袋
  • 豚バラ薄切り肉……100g
  • 春キャベツ……1/4個(約200g)
  • 干し桜えび……大さじ2
  • レモン……お好みで
  • ごま油……小さじ2
  • 塩……小さじ1
  • 料理酒……大さじ1
  • 鶏ガラスープの素……小さじ1
  • ブラックペッパー……適宜

◆作り方

  • 1.こんにゃく麺はザルに移して水気を切る。春キャベツはざく切りに、豚バラ肉は3cm幅に切る。
  • 2.フライパンにこんにゃく麺を入れて乾煎り(からいり)し、水分が抜けてきたら一旦取り出す。
  • 3.フライパンにごま油を熱し、豚バラ肉を炒める。肉の色が半分変わったらキャベツ、塩を加え炒め合わせる。
  • 4.乾煎りしたこんにゃく麺、酒、鶏ガラスープの素を加え、汁気を飛ばすように炒め合わせる。仕上げに桜えびを加え、ブラックペッパーで味をととのえる。
  • 5.器に盛り、お好みでレモンを搾りかける。

【3】桜えびと春野菜のかき揚げ

(1人前)エネルギー252kcal 塩分0.9g

新玉ねぎの甘みと桜えびの香りがマッチ!
お好みで抹茶塩をかけてお召し上がりください。

◆材料(2人前)

  • 新玉ねぎ……1/2個
  • 三つ葉……20g
  • 干し桜えび……10g
  • 塩……小さじ1/4
  • 薄力粉……50g
  • 冷やした炭酸水(水でもOK)……50cc
  • サラダ油……適量
  • 抹茶塩……お好みで

◆作り方

  • 1.玉ねぎは薄切りに、三つ葉は3cm幅に切る。
  • 2.ボウルに玉ねぎ、三つ葉、桜えび、塩、薄力粉を入れ、全体を混ぜ合わせる。
  • 3.全体に馴染むように炭酸水を少しずつ加えて混ぜる(まとまりにくければ水や薄力粉を足す)。4等分にする。
  • 4.鍋に揚げやすい量のサラダ油を熱し、(3)を平らに広げて入れる。30秒経ったら裏返し、さらに30秒程揚げる。
  • 5.油を切ってお皿に盛り、お好みで抹茶塩を添える。

まとめ

丸ごと食べられる桜えびは、美容と健康に嬉しい栄養素をムダなく摂れる理想的な食材です。使い道も豊富で、料理に風味や彩りを添えてくれますよ。ぜひいつもの料理にプラスして食卓から春を呼び込みましょう♪

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