フリーアナウンサーの内田恭子さんが14日、戸塚署の一日署長を務め、横浜市戸塚区のJR東戸塚駅前でイベントが開かれた。同日はバレンタインデーとあって、特殊詐欺や交通事故から大切な人を守るための「合(愛)言葉」で対策を訴えた。
合(愛)言葉は同区の職員や市立戸塚高(同区)の生徒、戸塚交通安全母の会連合会のメンバーが考えたもの。「家族はいつでも味方だよ。自分だけで決めないでお金のことは必ず相談してね」などのメッセージを考案者と内田さんが発表した。内田さんは特殊詐欺の手口や注意点に触れ、「分かっていてもだまされてしまうのが特殊詐欺です。決して人ごとだとは思わないようにしましょう」と呼びかけた。
イベントではまた、「私はだまされない」と信じていた高齢の女性が、息子をかたって現金を要求する電話にだまされ、孫に諭されて実の息子に電話したことで詐欺に気付くという演劇を同高演劇部が披露。特殊詐欺の現状や対策を分かりやすく伝えていた。