相模原市、大学3年から教員採用試験の一部受験可に 人材確保へ23年度から

相模原市役所

 相模原市教育委員会は、2023年度実施の教員採用試験から大学3年生でも1次試験の一部を受けられるようにすると発表した。大学3年での一部受験は東京都が今年1月、23年度から全国で初めて開始すると公表したが、県内では初めて。全国的に教員志願者の減少傾向が続いており、人材を確保する狙い。

 市教委によると、大学3年時に1次試験のうち「一般教養・教職専門」を受験できる。合格した場合は、4年時の1次試験は「教科専門」のみとなる。合格者のうち、特別選考のスポーツ・芸術実績者または大学の推薦者である場合は「教科専門」も免除となる。

 3年時に不合格だった場合も、4年時に1次試験から再受験できる。

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