大井町役場に設置されたウクライナ人道危機救援金の募金箱が紛失した問題で、持ち去られた募金箱が役場近くの草むらで発見されていたことが14日、分かった。小田真一町長は管理責任を取るとして、同日の会見で町長ら特別職の1カ月分の給与を減額したことを明らかにした。町は同日の町議会臨時会に給与減額の条例改正案を提出し可決された。
町によると、役場1階ロビーに設置されていた募金箱は昨年12月から今年1月の間に持ち出されたとみられ、今月2日、役場から約50メートル離れた道路高架下に捨てられているのを作業員が発見した。盗難防止用のチェーンが切断されていた上、回収用ドアも壊されており、中には少額の小銭が残されていた。被害金額は不明で、松田署が窃盗事件として調べている。