路上で歌唱に罰金刑、投げ銭も没収

路上で物乞い行為をしたとして中国本土から来た男女に罰金刑が言い渡された。2月13日の香港メディアによると、被告2人は2月10日に落馬州経由で来港。長沙湾の街頭で歌を唄い、通行人らから投げ銭をもらったという。2人は双程証(親戚訪問ビザ)は持っているものの、就労許可や路上演奏許可は得ておらず、物乞いした容疑で起訴された。男性の被告は手に障害があり広東省では路上で歌を唄って収入を得ていて月に約2000ドルを稼いでいると話しており、香港人も歌を聴くのが好きだと友人から聞いて来港したという。女性の被告は足に障害があり男性と同様に歌を唄って月に1000ドルくらい得て生計を立てていると話している。2人とも香港では違法行為にあたるとは知らなかったと主張したが罪状を認めた。13日に西九龍裁判法院で開かれた公判では裁判官が両被告が香港の事情を知らなかったこと、初犯であることを考慮し1500ドルの罰金刑を言い渡した。被告が使用していたバックパックとマイクロフォン、香港で得た投げ銭は没収された。

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